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遅刻問題再び

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

遅刻問題再び

「会社に遅刻するのはそんなに悪いことなのか?」 2014年02月01日 『ガジェット通信』
http://getnews.jp/archives/506564

まあ、以前書いたことの繰り返しだけど、ようは「不公平感」に耐えられるかどうかなんだよね。確かに仕事に影響ない範囲なら遅刻をしてもいいという考えは一理ある。逆に言えば仕事に影響あるなら遅刻は許されないという考えだ。

会社にはいろんな仕事をしている人がいるわけで、この時間に絶対に出勤していないと困る仕事は当然ある。そういう仕事だけ時間に厳しくして、そうでない仕事は遅刻を問わないとどうなるか?

運悪く時間厳守の仕事ばっかしてる人から、「なんで俺ばっか」と文句が出る。たまにはいつも遅く来るあいつに俺の仕事をやらせろ、と(苦笑)。

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逆に言えば、時間厳守の仕事はやりたがらなくなる。そりゃ当然だよね。しまいには時間厳守の仕事は特別手当を出せ、といいかねない。時間的制約の強い仕事をしているのだから、その分高い給料をもらわないと割に合わない、と。

別に出してもいいけど、会社の稼ぎは一定なのだから、そうなると時間厳守でない仕事をしてる人間の給料を減らして、そこから特別手当を出すことになる。つまり遅刻をする人間は給料が減る。それでいいならいいんだけどね…。

怒られるけど毎月一定額の給料をちゃんと貰えるのと、怒られないけどさくっと給料が減るのとどっちがいいか?は、まあ人それぞれかもしれない。後者がいいという人もいることは否定できない。その究極の形が自営業なわけで。

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会社が別だったり、同じ会社でも全然違う仕事をしていて給与体系も違うなら、遅刻が許される職場と許されない職場があってもいい。でもひとつの会社の中で遅刻に厳しい職場とそうでない職場があると、いろいろ心中穏やかではいられないと思うんだけどね…。「あいつら、あんなにゆっくり出勤しやがって。俺達は朝早くから来ないとならないのに。それであいつら俺達と同じ給料をもらってる。ずるい」と。でも給料に差をつけたらなおさら文句が出るだろう。

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「仕事に影響ない範囲」というのも、誰が判断するかだよね。自分だけで判断できるものなのか。Aさんが自分の担当の仕事を終わらせてくれないので、その後のBさんが仕事が始められない、とかよくあること。Bさんは午前中にAさんから仕事を引き継ぎたいと思っている。一方Aさんの認識は違って、その日の夕方でも大丈夫と考えている。

こういう場合、AさんとBさんが直接話しあうと喧嘩になる恐れがあるから、上司が調整する。その結果Bさんの主張が通り、Aさんはゆっくり集金する予定だったのが、朝から出勤せざるを得なくなる。この時Aさんが変な感情を抱かないといいんだけど。たとえばAさんはプライベートな予定を立ててたのがおじゃんになったとかすると、これもいろいろ心中穏やかならざるものがあるよね…。Bさんがちょっと急いで仕事をすれば…とか。

そういう余計なトラブルを避けるために、みんな、少なくともたてまえは、定時で出勤し定時で退社することにしておいたほうが、平和(というかなまじ余計な希望をもって失望することがない)と思うんだけどね…。

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会社間だとA社の作業が終わらないから、B社の作業が始められないとかなると、いろいろややこしいことになる。スケジュール調整や金勘定とか。

その点一つの会社の同じ職場なら、良くも悪くもどんぶり勘定でできる部分が多い。その意味ではどんぶり勘定は悪くない。というかこういうものは厳密にやればやるほど手間ばかりかかって不毛。よく「ちゃんとやってください」とかいうけれど、ちゃんとやるとどれだけ面倒なことになるか、分かってない。

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会社にはいろいろ非合理的な部分があるけど、思うにその多くは、仕事内容にかかわらず毎月一定の給料を払うという制約に起因するものが多い。これが一番非合理的なわけで、これを取り払えば望み通り多くの非合理的な部分は解消できる。それでいいの?ってことなんだけどね。今月あなたがやれる仕事はないので、会社来なくていいかわり給料もゼロです、と。

でも人間は機械のように仕事がない時はスイッチを切っておくわけにはいかない(苦笑)。やってもらいたい仕事がある時はお金を出しますけど、ない時は社員がのたれ死のうと知ったこっちゃありませんというやりかたをすれば、会社はだいぶ合理的になるはず。非合理性の根源は人間自身にある。そういう点から目をそらして、会社の非合理な部分をあげつらっても、なんの意味もないと思うけどね。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年02月04日時点のものです。

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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