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【さよならXP】第3回 古いPCにWindows 8をインストール——ダメでした!

いよいよWindows XPのサポート期限が残り4ヶ月を切りました。

読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。OSのアップグレードを検討されている方や、サポート期限終了後もしばらくはWindows XPと共に生きようと決意されている方もおられるのではないかと思います。

この連載では、Windows XPを使い続けることにどんなリスクがあるのか、また、アップグレードするときにはどのような注意点があるのかなどの情報を月に1回取り上げていきます。

第3回 古いPCにWindows 8をインストール——ダメでした!

前回までは、サポート期限終了後もWindows XPを使い続けるリスクについて取り上げてきました。

まだサポート期限が過ぎていませんが、Windows XP向けのセキュリティパッチの提供は後回しにされる、または、提供されないという事例もあります。つい先日発生したGoogleのドメインの不正なデジタル証明書が発行された件についても、マイクロソフトは、現時点では対策となるセキュリティパッチをWindows XP向けに提供する予定がないと公表しています[1]。

※2013年12月13日追記:セキュリティパッチが公開されました。
http://support.microsoft.com/kb/2917500/ja [リンク]

しかし、いくら危険だからといってすぐにパソコンを買い換えるというのも難しいものです。OSだけを新しいWindowsへアップグレードすることを考えておられるも多いことでしょう。ですが、一点だけ注意しなければならない点があります。

それは、古いCPUを搭載するPCは、Windows 7 が動作する性能があっても、Windows 8をインストールできない場合があるということです。

CPUがNXビットに対応していなければ、インストールも起動も出来ない

Windows 2000からWindows XPへの過渡期に販売されていた、かなり古いPCで実験してみました。これが、そのPCにWindows 8を無理矢理インストールして起動を試みた結果です。

Your PC needs to restart.
Please hold down the power button.
Error Code: 0x0000005D
Parameters:
0x03060B01
0x756E6547
0x49656E69
0x6C65746E

このようなエラーが出力されるだけで、Windows 8 が起動しません。Windows 8.1でも同様です。
実は、Windows 8以降では、CPUに以下のの機能が搭載されていなければインストールも起動も出来ないのです[2]。

・物理アドレス拡張 (PAE)
・NXビット
・SSE2

この中でも特に問題になるのがNXビットです。最近のCPUにはNXビット(No eXecute bit) と呼ばれるセキュリティ機能が搭載されています。これは、例えば、開くだけで不正な処理が実行されるよう細工されたデータを開いても、その処理が実行されないようにするための最後の砦(とりで)のような機能です。

Windows 8 以降ではカーネルレベルでCPUにNXビットの機能があるかどうかをチェックしています。CPUがNXビットに対応していない場合、インストールメディアからブートしてセットアップを起動することさえもできません。仮にインストールを無理矢理行った場合でも、Windows 8 は起動しません。海外のフォーラムなどでは、カーネルに非公式パッチを当てて無理矢理起動できるようにする方法が紹介されていますが、Windows Updateで突然起動しなくなる可能性があるなど、いろいろとおすすめはできない方法です。

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