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恐怖が家までついてくるような作品を――伝説の大男を描くホラー『ウェア-破滅-』監督インタビュー

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現在、日本最速公開となる映画『ウェア-破滅-』が好評上映中だ。
伝説で描かれるモンスターは元は遺伝子異常を起こした人間なのではないか?というショッキングな設定で描かれる今作は、怖さと哀しさの同居したストーリーをショッキングな映像で畳み掛ける怪作だ。

このたび、この作品の監督を務めたウィリアム・ブレント・ベル監督へのインタビューが届いたのでご紹介する。
貴重な撮影現場での監督のショットも併せてご覧いただきたい。

『ウェア-破滅-』 ウィリアム・ブレント・ベル監督インタビュー

――今回の作品をつくりにあたり、一番難しいと感じたところは何でしょうか。大男の素早い動きや格闘シーンは迫力もあり怖かったです。アクションシーンにこだわりをお持ちであるような印象を受けました。

ウィリアム・ブレント・ベル監督: そうだね。アクションシーンは最も難しかったよ。でも最も楽しんだ部分でもある。撮影時は14台のカメラを同時に回したが、撮影時間はとても限られていた。
撮影も大変だったが、全てを編集する作業の方が苦労したよ。思ったより時間がかかってしまった。でも結果的に素晴らしい仕上がりになったと思うよ。

――ストーリーについてはどこから発想を得ましたか?

監督:前作の『デビル・インサイド』を撮り終えた後、パートナーのMattと自分は良く知られているホラー神話を元にして、現実的なストーリーに作り替えたものを製作したいと考えていた。
狼男伝説は完璧な題材だった。

――大男のビジュアルは監督のイメージでしょうか? 大男についてこだわった点があれば教えて下さい。

監督:僕のイメージだよ。タランを演じる役者には、彼を“人間”として演じてもらいたかったんだ。猿人のコスチュームを着て特殊メイクをした男としてじゃなくてね。だから役者を探していた時に、しっかりとこれを具現化出来る人物をと思っていた。間違って理解された、図体の大きく、恐ろしくて、ビーストのような男をね。そしてBrian O`Connorを見つけた。
面白いのは、Brianは僕たちの友達で、“Eagles of Death Metal”というバンドのベースプレイヤーだということだ。彼は完璧に見えるが、彼は役者なんだよ。でも今考えても、Brianを超えるタランにぴったりの役者はいないよ。彼はこの役を演じるために生まれてきたんだ。

――監督のお気に入りのシーンはどこですか? 

監督:自分はこの作品の様々なシーンに誇りをもっているから、選ぶのは難しいよ。あえて2つのお気に入りのシーンをあげるとすれば、
1)タランが検査室にいるシーン
2)タランがダウンタウンのビル群で囲まれるシーン
これらのシーンは制作するのが非常に楽しく、今も観て楽しいと感じる。

――「ウェア」の続編も考えていらっしゃいますか?

監督:続編は是非やりたいと思っているよ。その可能性は残している。でもこれは自分たちが決められる事じゃないんだ。今は観客の皆さんがこの作品を楽しんでくれることだけを願ってるよ。

――今後製作してみたいホラー映画のアイディアはありますか。

監督:あるよ。でも新しいアイディアについては未だ語れないんだ。監督予定のものと、製作予定のものがいくつかあるよ。

――ホラー・サスペンス映画を観て面白いと感じる点はどこでしょうか。

監督:リアルで直感的な世界を作るのが好きなんだ。最初にフォーカスするところは信憑性。成功する時もあるし、しない時もある。でも常に意識している、なぜなら自分にとってストーリーがファンタジーすぎると、もう恐怖感が薄れてしまう。観客たちは普段の生活に戻った瞬間もう恐怖感を忘れてしまう。ファンタジーの世界は関連付けることが難しいんだ。だから作品が現実世界と関連づいていればいるほど、観客の印象に長く残りやすいと思う。リアリズムは彼らの家まで付いてくる、恐怖感もまたしかりだ。

――日本での公開が全世界で最速上映になります。監督自身は日本のホラー映画をご覧になられたことはありますか?また、日本の映画についてどのようなイメージをお持ちですか?

監督:自分は「オーディション」を観たときから、日本のホラー映画の大ファンだよ。間違いなくホラー映画のレベルを高めたと思う。僕はホラー映画をコレクションしていて、「リング」「呪怨」「着信アリ」「自殺クラブ」「美しい夜、残酷な朝」「オーディション」はそれらの一部だ。三池崇史、清水崇、中田秀夫は素晴らしいフィルムメーカーだ。「リング」のアメリカリメーク版も好きだったよ。

――最後に、これから映画を観る方々に何かメッセージがあればお願いします。

監督:日本が世界最速公開という事で、どう思うか非常に気になるよ。本当にありがとう!

『遺伝子震撼!!映画まつり』の最後を飾る『ウェア-破滅-』は、現在ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて上映中。どうぞお見逃しなく。

遺伝子震撼!!映画まつり 公式サイト:http://idenshi-shakefes.com/

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記者:

デザイナーと記者の二足のわらじ。ふだんはホラー通信(http://horror2.jp/)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きなバンドはビートルズ、好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

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