ジャームッシュ渾身の「吸血鬼ラヴ・ストーリー」監督監修の予告編を公開

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『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『コーヒー&シガレッツ』『ブロークン・フラワーズ』ほかインデ ィーズ魂を貫き続け、独特のオフ・ビート感覚で世界を魅了する巨匠ジム・ジャームッシュ監督。米インディペンデント映画の最大の巨匠と呼ばれ、各界の熱いリスペクトを集めつつも、N.Y.を拠点にメインストリームからは常に距離を置き、マイペースで自分の作りたい映画だけを撮り続けてきました。
そんな彼が、実に7年構想を温めていた4年ぶりとなる念願の新作が、吸血鬼の恋人同士を描く『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』。本年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、絶賛を博した本作の予告編が到着しました。

映画の舞台は、自動車や音楽などアメリカが誇る重要な文化的歴史を持ちながら、現在は貧困率の上昇と人口の減少で荒廃が進む、ある種象徴的な都市デトロイト(2013年7月18日、財政破綻を声明。それ以前の夜の同地が映し出されている)。そして神秘的なモロッコのタンジール。
アンダーグラウンド・シーンでカリスマ的人気を誇る伝説のミュージシャンとして何世紀も生き続ける吸血鬼アダムと、彼の永遠の恋人である吸血鬼のイヴ。21世紀の現代で人間の血は極力吸わずにひっそりと、孤独と闇の世界でしか生きられない永遠の命を持つ恋人たちの、甘く退廃した日々が描かれます。

ジャームッシュ監督は、自分の愛する吸血鬼の物語がバイロンをはじめ、イギリスのロマン派詩人から生まれたことに敬意を表し、メインキャストにはすべてイギリス人俳優を揃えました。

イヴ役には『ムーンライズ・キングダム』など個性的な映画作家から『ナルニア国物語』シリーズほかハリウッド大作まで縦横無尽な活躍をみせる女優、ティルダ・スウィントン

アダム役にはトム・ヒドルストン。『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』の悪役ロキ役などで今最も注目されるイギリス人若手俳優が、今作では新たな魅力を披露しています。さらに『アリス・イン・ワンダーランド』などのヒロインで人気急上昇中の新進女優ミア・ワシコウスカ、ジャームッシュ作品の常連でもあるベテランのジョン・ハートなど豪華な顔ぶれ。
ジャームッシュ監督が描き出す、妖しく美しい世界を少しだけお見せします。

【STORY】
吸血鬼のアダム(トム・ヒドルストン)はギターをはじめ弦楽器なら何でも自在に弾きこなすミュージシャンとしてアンダーグラウンド・ミュージック・シーンで活躍している。しかしここ近年の自己破滅的な人間たちの振る舞いにアダムは抑鬱を抱えていた。そんなとき恋人イヴ(ティルダ・スウィントン)がデトロイトに住む彼の元を訪れる。もちろん、彼女も吸血鬼で2人は何世紀も愛し合い、生き続けてきた。久々の再会もつかの間、イヴの破天荒な妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が突然2人に会いにやってきて3人の運命は、ゆっくりと変わり始める……。

『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
12 月20日(金)より TOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマ ほか 全国公開

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン、ミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート
原題:ONLY LOVERS LEFT ALIVE/2013 年/米・英・独/123 分
配給:ロングライド
提供:東宝、ロングライド

映画公式サイト http://onlylovers.jp/

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