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被災者が今だから語れる「いらなかった支援物資」 穴の空いた鍋を送られても迷惑です

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東日本大震災から2年8カ月。被災地の復興は予定通りに進んでいるとは言いがたく、いまだ仮設住宅暮らしの被災者も多い。しかし、以前の生活を取り戻しつつある人たちには、苦労の多かった避難所での生活をネタ交じりに語れる余裕も生まれつつあるようだ。

Twitterではそんな被災者たちが「被災地いらなかった物リスト」と題したハッシュタグで、支援物資として送られて来たはいいものの、役に立たなかった物、捨てるに捨てられず取り扱いに困った物を挙げている。それらの中から代表的なものを紹介しよう。

支援物資として送られて困った物
千羽鶴
応援メッセージや寄せ書き類
売り物にならないレベルの古着
洗濯していない毛布・布団 使用済み下着
成分表が読めない海外食品(アレルギー成分がわからないため)
保存食以外の食料(缶詰・瓶詰・カップ麺も賞味期限が切れたものは不安)
極端に辛い食品
冷凍食品(冷蔵庫が使えないため)
中古の電気用品(ブラウン管テレビなど)
手回し式充電器
自己啓発本
穴の空いた鍋
勝負下着
サインボールセット
地域再生案の模型
ススの多い自作ろうそく
見合い写真
『けいおん!』グッズ詰め合わせ

一番困ったのは千羽鶴や寄せ書きの類だったそうだ。想いが込められているだけに捨てるのは忍びなく、かといって飾ったり保管したりする場所もなく、最後はやむなく焼却処分したとのこと。

混乱した被災地では分配機能が十分に働かないし、被災状況と復興の進捗によっても必要なものは変わってくる。需給のミスマッチをなくすのは今後の行政の課題であろう。一方、支援物資を送る側にも被災者の立場に立った支援が望まれる。寒さで凍えて飢えている時に、プロ野球選手のサインボールだの、穴の空いた鍋だの、勝負下着だのを送られても、途方に暮れてしまうことぐらい容易に想像できるはずだ。「自己満足のための善意は迷惑」「感謝を期待して行うのは偽善」――厳しい現実を経験した被災者の方々の「今だから語れる」本音を、今後の支援を考えるきっかけにしたい。

画像:Flickrより[リンク]
(イメージであり本文とは関係ありません)

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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