神宮球場全体が興奮に包まれる! バレンティン55号 年間本塁打記録の更新なるか
9月11日、ヤクルトスワローズのバレンティン選手が第三打席に55号ホームランを放ち、王貞治さんらが持つシーズン55本の日本記録に並んだ。
当日、筆者は神宮球場の3塁側スタンドにいたのだが、対戦相手の広島が大量リードをしていたこともあってか敵味方関係なく大変な盛り上がり。ほぼ全員がスタンディングオベーションでベースランニングをするバレンティン選手を迎えていた。
第四打席、記録更新に期待がかかる打席はフォアボールで、これまたヤクルトファン、広島ファン関係なく球場全体が大ブーイング。「56本目打たれたら、ずっと後まで(記録や映像が)残っちゃうからなー」という声も聞こえた。『がんばれ!! タブチくん!!』のネタの、「王選手に756号を打たれたスズキ」のように延々と「バレンティンに56号を打たれた○○」と言われてしまうのかもしれない。巨人の槇原寛己投手は、完全試合をやったこととバース掛布岡田にバックスクリーン3連発を打たれたことのどっちで語られることの方が多いのだろうかと考えてしまったりするのだが。
20試合あまりを残しての55本。これまで呪いか何かのように1985年のバース選手(54本)も、2001年のローズ選手(55本)も2002年のカブレラ選手(55本)も56本目を放つことは出来なかった。カブレラ選手などは2002年にホームラン確実の特大の打球がドームの天井に当たって下に落っこちてヒットになってしまったものがあり、「それが本塁打となっていれば56本だったのに」という例もあった。
今度こそ、56号が……と期待せずにはいられない。
バレンティン55号 2013年9月11日@神宮球場(ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21807759
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