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影響力とかバイアスとか

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影響力とかバイアスとか

今回はこもこさんのブログ『かみんぐあうとっ』からご寄稿いただきました。
※この記事は2013年07月05日に書かれたものです。

影響力とかバイアスとか

今日「投げられた質問に簡潔に素早く答えられるようになりたい」と思うとともに、答えたことによる影響についても考えてしまった。質問はとある教育機関についての質問で、わたしが知っている範囲内でその教育機関について説明したところで、あとから思った。わたしの視点、バイヤスがかかっていることをちゃんと補足説明すべきだったな、と。質問した人はネットでも調べるかもしれないけれど、他にこれといった情報がなければ、わたしが言ったことを全面的に信じてしまうのではないか、と。質問者に対するわたしの影響というのはかなり大きいのではないだろうか。

ブログやTwitterによる発信の影響というのはどうだろうか。発信したものを読む人は少なからずいるわけだけれど、それほど印象に残ることなく、そのうち忘れてしまうということがほとんどではないかと。

ただ、すべてがそうではなく、特に個人に言及した場合、言及された方は印象に残るだろう。「あのときあの人がこんなことを言っていた」というのが後々まで残る。それは良い印象のときもあれば、悪い印象のときもある。悪ふざけで言ったことがひどく相手を傷つけることがある。何千、何万というフォロワーがいて、何千という人が読むかもしれない場で、特定の個人について言及するケースを見ることがある。不特定多数の人の目に触れることを極端に嫌がる人がいて、賞賛等良いニュアンスのものであればいいけれど、そうではない場合、かなりリスクを伴う行為なのではないかな、と。悪く言われた側はいつまでも覚えているものだ。言った側は忘れてしまったとしても。

影響力について考えることがある。有名になれば影響力も増して、それで良いこと(利益)もあるのかもしれない。承認欲求が満たされ、自分に自信が持てる、仕事が増える、知り合いが増える等。影響力の有無を意識するということは常に他者の視線を意識することでもあると思う。いつも誰かの視線を気にして、反応や評価を気にするというのは疲れることなのではないだろうか。そして、有名であるがゆえに誰かにいつも見られている不自由さ、ストレスはないのだろうか。むしろ見守られているようで心地よいのだろうか。

影響力がある人に「影響力を考えて発言しろ」的なことを言うつもりはないし、どうしても言わずにはいられない、語らずにはいられない人も世の中にはいて、それはそれでいいと思う。誰もがおとなしく貝のように黙りこんでしまったとしたら、そのほうがこわい。内にどんどん溜めて、溜めこんで、いつか爆発してしまうのではないだろうか。

冒頭の話に戻る。今日わたしは質問され、全力で答えた。情報を欲したのはその人自身で、答えについて判断するのも最終的にはその人自身で、わたしはわたしができる的確な情報を提供できたのでよしとしたい。

自分の視点以外から語ることは不可能だ。語るとき、どうしてもバイアスはかかってしまうけれど、それでも語らずにはいられない。語らずにはいられないタチだからブログも続いているのだと思う。ブログではあくまで個人の一視点で語っている。自分の未熟さ、視野の狭さ、興味があることの偏りも自分でわかっている。それがわかっているのであまり強気になれないでいるのも自分でわかっている。はっきりと意見を言うのがこわい。曖昧な、考える余地を残しておきたいのかもしれない。白黒はっきりつけられないものが人の中にあると思う。言葉にできず溜めこんでしまうことも、あるいは言葉は自分の中にあるけれど、言葉として表に出せないこともある。「それを言っちゃおしまいだよ」というような。

繰り返しになるけれど「影響力やバイアスを考えて発信しなさい」と言うつもりはないし、影響力は諸刃の剣で、自分を傷つけること苦しめることもあるのだということ。有名税という言葉もある。バイアスがかかっていようと自分の視点で書きたいことを書くしかないんじゃないかな、と。

今日はこのへんで。

執筆: この記事はこもこさんのブログ『かみんぐあうとっ』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年08月01日時点のものです。

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