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参院選の解説でも注目!池上彰氏に見る「質問力」

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池上彰氏のインタビューは「格闘技」
先日の参議院選挙では、ジャーナリストの池上彰氏がメインキャスターを務めた特番が話題を呼びました。候補者らへの質問ぶりは、ツイッターなどで「池上無双」と称されるほどでした。

池上氏はこの経験を振り返り、「インタビュー」について「言葉の格闘技」であると書いています。「狙った部位に、ストレートにパンチを見舞うこともあれば、ジャブを繰り出してリズムを壊す。相手のガードを下げて、本音をどう引き出すか。実にむずかしいことなのです」とのことです。こうした鋭い質問には、相手に対する周到な下調べが必要です。日々のトレーニングがあってこそ、矛盾点や曖昧な部分に対して、本質を突く質問を瞬発的に出すことができます。池上氏は「政治家を育てるような質問を考える」ことが、政治ジャーナリズムには必要だと指摘しています。

「質問力」を上げるには、質問の使い分けを意識する
よい質問をする「質問力」は、多くの場面で必要とされています。ビジネスマンは仕事相手の情報を得たり、交渉相手の本音を探ったりするために「質問力」が必須です。家族や友人とのやり取りでも、「質問」なしに会話が進むことはありません。そこで、「質問力」を高めたいと考える人に、まずオススメしたいのが、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の使い分けです

「オープンクエスチョン」は、いわゆる「5W1H」の質問です。比較的自由に答えることができるため、以下のような効果があります。
・考えを引き出せる
・感情を表現しやすい
・話題が広がる

「クローズドクエスチョン」は「はい/いいえ」などの選択肢で答える質問です。答えは制限されるため、以下のような効果があります。
・考えや事実をはっきりさせることができる
・答えやすい

「わからない」を大切に。そこに根本的な問題が隠れていることも
見栄を張り、「こんなことを尋ねたら、バカだと思われるんじゃないだろうか」と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、実は誰もがわかっていないなど、その部分に根本的な問題が隠れていることも少なくありません。NHK「週刊こどもニュース」などで、子どもや一般の視聴者がわかるよう伝えることに尽力してきたという池上氏。「『言葉の格闘技』のプロとして鍛錬しながら、素人感覚の『わからない』を尊重する」「わからないことをバカにしない」。こうした姿勢が池上氏の「質問力」を支えているのではないでしょうか。

■参考
・朝日新聞「池上彰の新聞ななめ読み」(2013年7月26日)
・ニューズウィーク日本語版「Newsweek斜め読み」
「政治家を育てる質問」(2012年12月24日)
・ewoman「佐々木かをり対談Win -Win」
「63回池上彰さん」(2005年11月)

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