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卵パック革命

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卵のパックがずらりと並んだスーパーの売り場。何気ない当たり前の光景である。卵を求める場合、たいてい我々はそこでパック入りの卵を購入する。あの卵を保護しているパック。カナダ人の発明家Joseph Coyleという人によってデザインされたものだという事を知っている人はどれくらいいるだろうか。

卵パックが発明されてからおよそ100年。今や卵パックといえば、あの形のものがすっかり定着してしまっている。パルプ製のものやプラスチック製のものなど材質は様々だけど、基本となる形はほとんど同じ。他のデザインを考える事が出来なくなってしまったほどだ。

「卵の入れ物に他の形なんてあるの?」人々のそんな意識にメスを入れたのは、ハンガリーでデザインを勉強している学生Eva Valicsekさんだ。彼女は誰も手を付けなかった卵ケースの改革に乗り出した。

彼女がデザインした卵ケースは、ダンボールとゴムバンドだけを材料にしたシンプルな構造をしている。
これが従来の卵パックと比較して優れた点は3つ以上ある。

 

1.卵のサイズの大小に柔軟に対応が可能。従来のパックでは同じ鶏卵でも、サイズに対応しないと、隙間が出来てしまう恐れがあった。

 
2.オープントップ構造なので、消費者が卵に直接手を触れ確認する事が出来る。従来パックでは消費者が卵を手にとって選ぶ事が難しかった。

 
3.接着剤もプラスチックも使用していない。ダンボール製なのでリサイクルに優れておりエコである。しかも簡単に折りたためて運搬にも便利。

 

一見すると不安定そうな印象があるが、ダンボールの穴でしっかりと挟み込まれている卵が外へこぼれ落ちる心配は無いとのことだ。それでいて衝撃耐久力についても、従来品と同等以上であるという。

Eva Valicsekさんの新しい卵パックが、現行の卵パックにとって代わるものになるのかは今の時点では分からない。しかし早くも目をつけているメーカーもある。これは卵パック革命を志す彼女にとっては、まだまだほんのアイデアの段階だと言う。これからどんな改良を重ねていくのか。楽しみな発明だ。

我々が当たり前だと思っていたスーパーの卵売り場の風景。近い将来、それが全く違ったものになっているかもしれない。

 

 

画像:BBCニュースより引用 http://www.bbc.com/future/story/20130319-updating-the-humble-eggbox-design

※この記事はガジェ通ウェブライターの「戸田健太郎」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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