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奨学金という名前の学生ローン

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今回はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

奨学金という名前の学生ローン

現在では日本育英会とは言わず、日本学生支援機構*1という名前に衣替えされたらしいですが相変わらず人を騙すような言葉を使った事業をしてますね。

*1:『独立行政法人 日本学生支援機構』
http://www.jasso.go.jp/

奨学金と言うのは通常、何の断りを入れなくとも給付されるものであって貸与されるものではありません。貸与されるものはローンもしくは貸付金と言って明確に区別されるべきものです。官僚の作文の一環だか何だか知りませんが、最初からローンと言い切って貸すべきなのです。じゃないとこれからも大学を巣立つ多くの若者に明確な自覚のないまま巨額の借金をさせ、卒業と同時に変な紐付き人生をスタートさせるせることになるでしょう。

先進国で奨学金といえば給付金というのは常識。
例えば、私の娘はスカラーシップを貰ってます。親も実際に大金無いし、成績もきちんと必要なGPA以上のものをとっているので給付の対象になっていて、一年間で必要な62,000ドルの学費のうち85%は大学が給付してくれます。(年間62,000ドルとか毎年メルセデスのE-class買うようなもの。絶対無理!w)無論、返還義務など有るわけ無し。ただし、スカラーシップという名前のついたものを受け取るにはそれなりの資格審査を経て、それらに問題なければ大学側の資金に余裕がある限りは通常何の問題もなく給付されるものです。
そして多くの大学では大なり小なりそれらのスカラーシップを受け取っている学生達の割合は約8割前後。それがアメリカではごく普通です。おまけに有名大学ほど通常資金は潤沢ですので、こういった行為を通じて「能力や意志はあっても大学に貧乏だから来られない」というような事態を極力無くしていくわけです。
この資格審査は毎年毎年のコンピューターへの情報入力によって確認、審査、更新の手続きを経て支給され続けます。ですから頑張って成績を維持することは非常に重要な要素・モチベーションとして存在し続けることになります。
日本でやってるのはほとんどが奨学金ではなくて貸付金!いい加減に公的機関が嘘をつき続けるのは止めて最初から学生達にはその事実を「/strong>貸与前に」認識させておくべきでしょう。
それにしても、日本における真のスカラーシップの唖然とするほどの少なさよ、、、。先進国を名乗っておきながら実に恥ずかしいかしいことで、日本が金のある国なんて言うのは実に真っ赤な嘘です。w ODAで中国に感謝もされない金を回す前に自分の国の若者たちに対してしてやることがいくらでも有るだろう?と。

人材が全ての国家で人材に金を直接投資しなくてどうするんでしょう?
成績さえ良ければ金を支給するべし!(勿論、給付金です)そんなベーシックなシステムもない、教育への支援がまるっきしスッカスカの国家に先進国を名乗り続けることの出来る未来なんて絶対に有るわけが無いです。
こういうのは結局、いま巷間に言われる如く、育児支援や出産する人間への支援のクオリティーの低さなんかにもそのまま同じ根っこで繋がっているんでしょうね。カネが無くとも能力さえあれば上に登れるというシステムこそが日本の近代を形成してきたと私の中では認識してますが、それも最近のように上に登るための教育の方法論がシステム化されてくると、金を使って勉強の方法を体系的に習ったソコソコの人間のほうが、ポテンシャルはより高くてもそういったシステムに組み込まれるチャンスのなかった人間より上に行く割合が高くなっているような気がします。巨額のカネをファミリーで投入してキチガイを東大に押し込んだ鳩山家。そこから出てきたバカ鳩なんていう国難製造機なんかはそのいい例でしょう。(ちょっとエクストリーム過ぎましたか・・・。)
しかし、そんな極端な例は別として、一般論として、人生のスタートでのハンディを乗り越えて大学へのゴールに辿り着いた人間くらい政府は紐の付いてない金で助けるべしという考えが間違いとは決して思いません。

執筆: この記事はsmall Gさんのブログ『small G』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年07月22日時点のものです。

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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