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声優・下田麻美さんがオーディオブックに挑戦! 独占インタビュー

声優・下田麻美さんがオーディオブックに挑戦! 独占インタビュー
 今年、『何者』で直木賞を史上初の平成生まれとして受賞した若手人気作家の朝井リョウさんのデビュー作といえば、『桐島、部活やめるってよ』(集英社/刊)だ。
 タイトルからインパクトのある本作は、とある高校を舞台に、同級生の男女5人の視点を通して展開する青春群像劇で、荒削りながらも瑞々しい筆致と、高校生たちのリアルを描いた物語が話題になり、2012年には映画化もされた。

 そして今年、今度はオーディオブックとして登場。本日7月19日からオーディオブック配信サービス「FeBe」にて配信が開始している。オーディオブックとは書籍を朗読したもので、いわゆる「耳で楽しむ本」だ。

オーディオブック版『桐島、部活やめるってよ』詳細はこちら

 本オーディオブックでは、普段、アニメなどで活躍中の人気声優を起用し、豪華キャストで『桐島、部活やめるってよ』の世界をお届けしている。一体どんな作品になっているのだろうか? 今回、なんと新刊JPでは沢島亜矢を演じる声優・下田麻美さんにインタビューを行うことができたので、その様子をお届けする。
(新刊JP編集部/金井元貴)

  ◇   ◇   ◇

―まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

「ありがとうございます。最初にお話をもらったときに、ちょうど去年映画になっていたこともあって、作品自体は知っていたのですが、それがオーディオブック化されるということで、どんな感じで収録するんだろうと思っていたんですね。
私は沢島亜矢という役をメインで演じさせていただいたのですが、キャラクターのひとり言でもないし、客観的な朗読でもない、その中間地点でバランスをつかむのが難しかったですね。地の文がキャラクター視点で展開するんですが、つい感情が入り過ぎちゃったり、ひとり言みたくなっちゃったりするんで、“人に聴かせる”ということを意識して読ませていただきました。
でも、収録はすごく楽しかったです。一人でスタジオに入って読んだのですが、他の声優さんたちとも一緒にやれたら良かったなと思いました」

―『桐島、部活やめるってよ』の小説についてはどのようなご感想がありますか?

「いろいろなキャラクターの視点が詰まった作品ですが、それぞれのキャラクターが見ている景色はみんな一緒なのに、その世界は全然違うように見えるんですよね。そこがすごく面白いと思いました」

―この作品って擬態語や擬音語の使われ方が独特ですよね。

「そうですね! 確かにすごく特徴的でした」

―下田さんが読んだ沢島亜矢の章でも「ごつ、ごつ」や「さらさら」「ぷるぷる」など、いろいろな語が出てきます。

「そういった言葉って、普段使うことは少ないけれど、ニュアンスがすごく伝わってきますよね。そういう表現でインスピレーションを湧かせてくれる朝井先生の言葉の使い方はすごいなと思いました。そういった箇所は読んでいてたくさんありましたね」

―『桐島、部活やめるってよ』で一番のお気に入りシーンを教えて下さい。

「たくさんあるんですけど、自分の演じた亜矢って多分どこにでもいる女の子で、登場人物の中では私の学生時代に一番近いかなって思える部分がすごくあったんです。例えば、目立たないように少し縮こまって生きていている感じとか、すごく共感できました。友達と好きな人がかぶってしまったとき、学生時代特有の上下関係から『この子の方が自分よりもちょっと強いから、この子より前に出ちゃいけない』みたいに思ったりとか。その子とは仲良しなんだけど、亜矢が遠慮して一歩下がって友達を立てようとするシーンがあって、自分の学生時代を思い出して切ない気持ちになりましたね」

―亜矢と似ているというということは、役的にもすごくぴったりだったんですね。

「そうですね。『亜矢の気持ち、すごく分かる』と思っていました。(亜矢は)きっと良い女になるで!って(笑)あとは、梨紗という桐島君の彼女役のキャラクターも演じさせていただいたんですが、梨紗は亜矢とは真逆のキャラクターで、こういう女子、全然接点なかったなと思いながらも、すごく楽しく演じることができました」

―亜矢と梨紗以外では、他にどんな登場人物を演じていらっしゃるんですか?

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