脱法ドラックの恐ろしさ

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脱法ドラックの恐ろしさ

元俳優の清水健太郎=本名・園田巌=さん(60)が脱法ハーブとみられる薬物を吸引し、東京都内の病院に搬送されていたことが11日、警視庁蔵前署への取材で分かった。清水さんは「知人とハーブを吸った」と話しており、同署は違法薬物の可能性があるとみて、清水さんが任意で提出した植物片の粉末やパイプの鑑定を進めている。
清水さんは合成麻薬を使用したとして、6月6日に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたが、24日に釈放後、不起訴となっていた。

 

なぜ、薬物指定だったのに不起訴になったのか?

前回、清水健太郎容疑者が使用していたとみられるα−PVPは、以前は使用しても罰せられない脱法ドラッグとして店頭でも販売されていました。形状は、粉状で建前上『バスソルト』として販売されていたようです。しかし、今年3月に麻薬指定されて、『合成麻薬』になったものです。5月22日に東京・渋谷の路上で任意同行を求められ、合成麻薬の陽性反応が出て、その後逮捕されたが「知人から合法ドラッグとして渡されたものを飲んだ。違法なものとは思わなかった」と容疑を否認していました。捜査の結果、違法薬物と認識しないまま合成麻薬を使用した可能性が高まり、処分保留で不起訴となったそうです。薬物関連容疑での逮捕は6度目だった清水さん。前回、不起訴になっていなければ、今回の『脱法ハーブ吸引、救急搬送騒動』にならなかったかも?

 

脱法ドラックとは?

東京都福祉保険局のHPによると、「違法(脱法)ドラッグ」とは、法律的な定義はありませんが、多幸感、快感等を高めると称して販売されている製品を指し、口から摂取するタイプや鼻腔から吸入するタイプなど、様々な種類があります。
麻薬や覚せい剤などの法律で禁止する成分とは異なるため、「合法」、「脱法」と呼ばれることもありますが、犯罪に悪用されたり、乱用による死亡事故を招くこともある危険なもの、との事です。

しかし、現状取り締まりをしても新しい『脱法ドラック』が世の中に出てきて、結局はイタチゴッコ状態です。近年では、脱法ハーブを吸って交通事故、事件など発生しています。

 

 

脱法の影響。

さて、その『脱法ドラッグ』。インターネットの書き込み掲示板では、体内摂取をしたことにより、様々な影響が出ている様です。

以下:(大学生でも合法ハーブとアッパーケミカル 28時限目より引用:http://www.logsoku.com/r/campus/1364041455/

■ハゲる。

前髪の両翼生え際、ここから特に脂汗が出ます 。ここからずるるーと禿げます。
アドレナリンによる脂汗は皮膚ががっつりアルカリに傾きます。
脂汗で頭皮全体がアルカリ性になってるので、これが続くと頭皮の状態がとても悪くなります。 (以下省略)

■手が麻痺する。

昔は足の指でグーチョキパーできたのに 今はチョキができなくなった。

■肝臓に負担が!

ケミ(脱法ケミカル)やった翌日、ペットボトルに小便してみ いかに肝臓に負担かけてるかわかるわ 変な色だし浮遊物も多い

 

なぜ繰り返し摂取してしまうのか?

薬物の中には使用により快感や幻覚を生じさせ、一度使うと繰り返し使いたくなるものがあります。
これらを『依存性薬物』といい、精神作用物質が脳に作用して行動や知覚(五感)・認知・気分(喜怒哀楽)・意識状態などに変化を及ぼします。

それは、分かりやすく説明すると『脳に損傷』を与えた状態になっているそうです。脳の3D画像で見ると、正常な脳は、新陳代謝と血液の流れが健全なので、その画像は、非常になめらかできれいなのですが、依存者達の脳は、穴ぼこだらけに見えます。穴ぼこの様に見える所は、本来の機能を失っている部分です。このため、薬物に依存していた人達は、記憶障害等の症状を起こします。また、精神的問題、例えば、薬物をとっていない時、気分が落ち込んだり、不眠になったり、不安や疲労感を感じたりする現象が起きます。また、フラッシュバックといって幻覚症状が出る事もしばしばあるそうです。また、一度破壊された脳は元に戻りません。

なので、本人の意思だけでは『薬物依存』から抜け出せなくなってしまうということでしょう。

 

遊び半分や友達からの誘いで、脱法ドラックに手を出してしまったら、最後です。

あなたのまわりには、あなたを愛している人が必ずいます。その人を悲しませない為にも、脱法ドラックに手を出してはいけません。

(文/Renka 画像/青少年の薬物問題を考える会:http://j.mp/18amrGd

※この記事はガジェ通ウェブライターの「Renka」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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