衛星を擬人化! NASAキャラクターコンテストの最優秀賞に日本人漫画家が選ばれる

NASAは7月2日、全球降水観測(GPM)計画のキャラクターコンテストの最優秀賞を発表し、サブリン・ブーフホルツさん(米国)の『Mizu-chan』と霧賀ユキさんの『GPM』が選ばれました。

NASAとJAXAが中心的な役割を担うGPM計画は、複数の人工衛星打ち上げによって、地球規模の降雨・降雪観測を行っていく国際協力ミッション。今回のコンテストではGPM計画の教育・広報資料に登場させるキャラクターを世界中から募集し、NASAの審査委員会が最優秀賞2点と優秀賞6点を決定しました。

14歳のブーフホルツさんが描いた『Mizu-chan』は、青いドレスと青い髪=水、黄色い髪=太陽、ドレスの裾=雲と見立て、雲から降った雨がやがて太陽によって蒸発するというサイクルを可愛らしい女の子で表現しています。

一方、漫画家の霧賀さんが描いた『GPM』は、二周波降水レーダ(DPR)に男の子を乗せ、マイクロ波放射計(GMI)をかぶらせ、降雪と降水をイメージした着物を身に付けさせることで、地球観測衛星を擬人化しました。霧賀さんは過去にも小惑星探査機『はやぶさ』にメッセージを寄せるなど、宇宙機の擬人化イラストを数多く描いています。

優秀賞は米国、カナダ、ブラジル、日本から合計6名の作品が選ばれ、全受賞者にはGPM計画のステッカー、ピンバッジ、リトグラフ、資料が贈られました。最優秀賞の2作品は今後、降水科学やGPM計画を宣伝する漫画の主人公に起用される予定です。

画像: GPM計画のウェブサイトのキャプチャ
http://www.nasa.gov/mission_pages/GPM/main/index.html#.UdffLjvwnBi[リンク]

※この記事はガジェ通ウェブライターの「綾瀬 新」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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