生食用の牛レバーの提供が禁止になってから1年……牛レバ刺しは今

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牛レバ刺

食品衛生法に基づき、生食用の牛レバーの提供が禁止になったのが昨年2012年の7月1日。昨年の6月末は、「今のうちにレバ刺しを食べておかねば!」といった駆け込み需要でまさにレバ刺狂想曲といった具合に、人気のお店に行列ができたりしていたようだ。

2012年6月の看板

7月以降は、豚・馬・鶏のレバーは生での提供が禁止されていないということで、それらを扱うお店が人気になったりしていた。

豚レバ刺

豚のレバーは、牛のそれよりもヤバいという話もあるのだが……。

それぞれ特徴があり、味も値段も異なる生レバー。牛レバ刺し風のこんにゃくが売られたり、牛レバ刺し禁止でO-157の発生件数が激減したニュースや牛レバーの放射線殺菌の研究のニュースが報道されたりしている。

ユッケに関しては、先日紹介した
「合法的な」牛肉ユッケが焼肉屋で復活 カギを握る“納豆方式”とは?
という方法で、“合法的”に食べることのできるお店が増えてきている。

牛レバーに関しては、禁止されて以降 “脱法的”な方法で食べている人も多い模様だ。「何を今更」と思われる方も多いかとは思うが、つまり禁止される以前は「レバ刺」として提供されていたものと同じものを「焼き用レバー」(建前)として提供しているのである。

金舌のレバー

提供禁止前には「日本一のレバ刺」をうたっていた、赤坂見附と白金に店をかまえる『金舌』さんは、現在は「日本一のレバー」として以前はレバ刺として出していたレバーを石焼用の石と一緒に提供。「焼いてお召し上がりください」と一応は言われるが、そこには多分に「(生でも食べられますけど)」という暗黙の了解があるように思われる。焼いて食べなくても特に「やめろ!」と首根っこをつかまれて怒られたりはしない、自己責任である。

現在は他の焼肉屋でも、こういった形式で出しているお店は多いようである。この形式までNGとなると、調理場で焼いて提供する以外に方法がなくなるということだろう。

ということで、あくまでお店との阿吽の呼吸かつ自己責任で嗜むことにしよう。

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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