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橋下徹はトリックスターか

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

橋下徹はトリックスターか

橋下徹を見ていると、彼はトリックスターなのだなと思う。トリックスターというのは神話とかに出てくる破壊と創造の体現者。それまでの秩序を破壊しながら、あらたな秩序を打ち立てていく。

トリックスター (英: trickster) とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、全く異なる二面性を併せ持つのが特徴。

「トリックスター」 『Wikipedia』
http://ja.wikipedia.org/wiki/トリックスター

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たとえば日本神話のイザナギ&イザナミの話もそうだと思うんだよね。死んでしまったイザナミを探しにイザナギは黄泉の国(出雲)にやってくるのだが、そこで半分腐敗したイザナミの姿を見て驚き逃げ帰る。

イザナミは怒り狂って追ってくるが、なんとかイザナギは逃げ切る。イザナミは報復として「これからおまえの国の人間の命を1日1000人奪うことにする」と宣言する。その時から人は毎日大勢死ぬようになったのだ、と。

つまりイザナギの行動から「人は死ぬ」という新たな秩序が生まれたわけだ。

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スサノオ(アマテラスの部屋に皮を剥いだ馬の死体を投げ込んで雲隠れさせた人ですな)が、「母(イザナミ)の国に帰りたい」と出雲を目指すところから、たぶんイザナミとかは出雲出身で、イザナギの国(おそらく後の邪馬台国)に嫁いで来ていたのだろう。

しかし死んだか、殺されたか、誘拐されたのかイザナミは出雲に返された。それを不満に思ったイザナギが出雲にやってきた。攻め入ったのかもしれない。だからこそ逆に出雲は軍勢を率いてイザナギを追いかけてきたわけだ。

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話がそれたけど、ネットの人気者もそういう人が少なくないように思う。ひろゆきや堀江貴文。まさに愚かであり賢者であり、破壊者であり、創造者でもある。二面性というのは、ようは従来の基準では測れないもの。本体は四次元空間にあって、その一部が三次元空間にちょっとだけ覗いているような(笑)。だから熱烈な支持者がいる一方で、猛烈な批判者も同じぐらいいる。

橋下徹が従軍慰安婦に足を突っ込んだのは、選挙対策だろう。とにかく騒ぎを起こして注目を集めようというこれまでの彼の戦術と同じ。

自分の損得のために日本の、特に外交にからんだ、問題を利用するなと言いたい。国内問題なら取り返しがつくけど、外交はそうはいかないからね。

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でも一方で、これまでウヤムヤにしていた問題を、トリックスターがかき回すことで、新たな秩序が生み出されるかもしれない。それに期待する人もいるだろう。

破壊がなければ前に進めない。ゴルバチョフのソ連改革も結果的には失敗してしまったけれど、それでソ連(ロシア)は次の段階に進めた。ゴルバチョフが改革に乗り出さなければ、いまも停滞した全体主義社会のままだったかもしれない。

同様に二大政党制を目指して俺は数年前に民主党政権を支持した。結果的に失敗だったけれど、それで日本は次のステップに進めた。だらだら自民党政権が続いていたら、いまのような強力な自民党政権は生まれなかったのではなかろうか。民主党政権の失敗の反動で、自民党への支持が集まったわけで。

まあ、思ったのとは違う形になってしまったが、民主党に一度政権を取らせたのは間違ってはいなかった。ホントは二大政党制が続いて欲しかったのだが、チャンスはまた20年ぐらい待たなければ無理だろう。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年05月15日時点のものです。

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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