日本が核爆弾の保有を支持!?
4/22日、スイスなど70カ国以上で指示を受けている、核拡散防止条約(NPT)の再検討会議がジュネーブで行われた。
核拡散防止条約NPT(Nuclear Non-Proliferation Treaty)とは、アメリカ合衆国、ロシア、イギリス、フランス、中華人民共和国の5か国以外の国での核兵器の保有を禁止する条約である。そもそもこの条約は、核兵器の根絶を目的とした条約であり、核兵器廃絶運動団体によって1970年制定された条約である。
今回の再検討会議での声明では「核兵器の人道的影響は根本的かつ世界的な懸念として認識が高まっており、核廃絶と核不拡散を実現する上で中心となるべきだ」と明記、スイスや南アフリカが主導となり賛同を呼びかけられ協議してきた日本だが、これを拒否した。
現在アメリカの【核の傘】によって守られている日本。今回の拒否表明の裏側には、北朝鮮や他国からの攻撃抑止力の低下につながるという意図がある。
しかし、この表明に日本国民は「非核三原則はどこにいった?」「日本国憲法自体が矛盾している」「アメリカの奴隷とアピールしているだけ」という厳しい声も上がっている。中には「いっそうの事、日本も核を所有すればいい」という声がtwitterを中心に上がっている。
「異様さ際立ち 世界のなかで孤立を深める 安倍自民党政権 日本はまた「愚かな道」を歩み始めたのか…」
「日本に於いては既に判っていること。広島長崎がいくら叫んでも、核兵器は無くならなかった。叫んでも実行力が伴わないと、朝鮮を見れば判ることです。」
「やるじゃん。吐いた唾飲またいために、予め唾は吐かない。 」
「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類生存の利益との表現が、日本の安保政策と現時点では一致しないと判断した」
「嘘を上塗りしない姿勢に賛同。」
「う~ん。持っても良い国悪い国をどうにかしないと損するばかりだし」
「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類生存の利益との表現に賛同できない政府!!許せないことは多いけど、これはほんとに許せない。」
「ううん、これはジレンマ。この件に関しては二枚舌はアリだと思うんで、賛成しても良かったのでは?」
「どこまでも犬だな・・・」
「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類生存の利益との表現が、日本の安保政策と現時点では一致しないと判断した。日本は恥ずかしい国だ。」
「核攻撃をされた唯一の国の発言がこれでは、世界に日本はアメリカの奴隷だとアピールしてるだけです。」
「核を二発も喰らって生きている日本が今更ビビる理由は無い。核こそが核抑止力である。日本政府は3000発の核弾頭を配備せよ。固体燃料ミサイルの大量生産に移れ。」
などなど…。
日本の核武装論や進歩主義を出したらきりは無いが、国民の核への意識も徐々に変わり始めているのは明確といえるだろう。
そしてなにより日本は、日本国憲法第9条や非核三原則により、核と武力を所有しないと主張している唯一の被爆国である。
その為、今回の声明では賛同を指示すると思われていただけに、今回のNPTでの賛同拒否は世界だけではなく日本でも大きな波紋を呼んでいるようだ。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「kamacyaso」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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