今日アルバイトの面接に行ってきた

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今日アルバイトの面接に行ってきた


今回は、『はてな匿名ダイアリー』から転載させていただきました

今日アルバイトの面接に行ってきた

今日某塾アルバイトの面接に行ってきた。
面接官は、黒斑メガネの若いお兄ちゃんだった。

温厚な人だなあ、と思って、自分の考え言ったら、とりあえずボロクソ言われた。
めちゃくちゃ怒られた。説教された。
もちろん自分の教育に対する態度もだけど、何よりも自分の人格とか、意識について。

「なんでもっと頑張らないんだ!?
こんな貴重な体験をしてきたのに、もっと能動的に動かないともったいないぞ!
リーダーシップとか取ったことないの?何を一番頑張ったと言えるの?そういうもの、ないの?!
なんでこんな生温い生活を送ってるんだ?!大学生なのにこんなのでいいのか?!もっと頑張らなくていいのか?!」

とりあえず、色々怒られた。私は意識が足りないと。私はもっと頑張らなきゃいけないと。
そして、何かちゃんと最後までやりきって、自分の物にしたほうがいいと。
自分のやりたいことに向かって、精一杯頑張った方がいいと。
そんなやめ癖あるような、気持ちはあっても行動に移せないような奴は雇えないと。
そう言われながら、私は泣いた。めちゃくちゃ泣いた。面接中なのに。

散々言われて、保留だな、まあ落とされるだろう、って言われた。
もしどうしても働きたいなら、もう一度覚悟を決めてから受けろと。
「もう一度絶対受けます」って言って、そこを出た。

説教された直後は、なんてすばらしい人なんだと思った。
こんな人の下で働きたい、ってかむしろお金払うから私に説教してくださいって思った。
もっともっと、これから頑張らなきゃって思った。
でも、私はそんなに熱くなれる夢も、大きな情熱もない。
何の夢もない、意識も高くない、友達と話すのだけが好きなしょうもない大学生だ。
そう思ったり、色々考えたりしながら、帰り道の電車の中は花粉症のフリしてずっと泣いた。

で、帰ってきて、親に言った。

私は生温い生活を送っている。
適当に勉強して、適当にサークルに行って、辛いからって部活もやめて、適当に短期アルバイトをして過ごしてる。
せっかくこれまでの人生、色々貴重な経験させてもらったのに、意識高い人たちより全然生温く過ごしてるね。ごめんね。
あたし、ダメな人間だね。もっともっと、頑張らなきゃね。
何かやりきったことのない、やめ癖のある人間になっちゃった。意識低い大学生だよ、ごめんね、って。

そしたら、めちゃくちゃ怒られた。

お前の生活は生温くない。勉強だって頑張っているじゃないか、成績ものすごくいいじゃないか。
その面接官は誰だ?俺よりずっと年下だろ。俺の方がそいつよりずっとずっと色々なことを知っている。お前のことも知っている。
お前は、全然生温くない、ダメじゃない。
意識なんか高くなくていい。そんな辛いとこに自分の身をおいて、そんな常に気を張りつめていたら人間死んじゃうだろ。
お前の人生観とか人格に口を出していい権利なんて誰にもないだろ。お前はお前の好きなようにやったらいい。別に意識高いから成功するとか幸せなわけじゃない。
ってか、そういう風に散々言って、きっとお前を就活対策コンサルティングとか自己開発系のなんかに誘って金ふんだくろうとしてるんじゃないのか?気をつけろよ。

実際、その塾の親会社は就活対策コンサルティング会社だった。

親って偉大だ。ありがとう。

今日学んだこと:何かあったら、変なコンサルティングとかカウンセラーに相談にしないで、親に相談しよう。

転載元:こちらは匿名投稿『はてな匿名ダイアリー』からの転載です。
転載いただいた記事は2013年04月15日時点のものです。

画像:履歴書3枚無駄にした。。『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/atsushisakai/4389781397/

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