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連鶴の話

連鶴の話

今回は佐藤健太郎さんのブログ『有機化学美術館・分館』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合はhttp://getnews.jp/archives/287895をごらんください。

連鶴の話

 さて筆者の方は最近、連鶴というものに凝っています。どんなのかというと、一枚の紙に切り込みを入れ、正方形がいくつかつながった形にしてそれぞれ折り鶴を折るというものです。たとえば下図左のように切った紙からは、右のような4羽が輪になったものができてきます。

連鶴の話

画像が見られない方は下記URLからごらんください。
http://px1img.getnews.jp/img/archives/b414e6cd.jpg

 こうした連鶴は、昔から考えられています。1797年に出版された「秘伝千羽鶴折形」という本にまとめられており、実はこれが世界最古の折り紙の本です。こちらのページ*1に紹介されていますので、興味のある方はご覧下さい。解説書*2もいくつか出ています。

*1:『折紙探偵団』
http://www.origami.gr.jp/SenbazuruOrikata/index.html
*2:改訂版 つなぎ折鶴の世界―連鶴の古典『秘伝千羽鶴折形』 [単行本] 岡村 昌夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/488023978X/

 この「千羽鶴折形」という本、パズル的要素が詰め込まれており、最初の折り紙の本でありながら非常に完成度が高いのです。そのためか、このあと連鶴というジャンルはあまり発展することなく現代に至りました。

 ところが最近、池田総一郎氏の「つなぎ折り鶴―一枚の紙から折り出す「連鶴」の技」*3という本が登場し、これが非常に革命的で、今までにない工夫をいろいろと持ち込んでいます。

連鶴

http://px1img.getnews.jp/img/archives/51muhyvinkl_sl160_.jpg

*3:つなぎ折り鶴―一枚の紙から折り出す「連鶴」の技 [大型本] 池田 総一郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4817081406/

 工夫のひとつは、紙の連結部位をいろいろ替えたもので、これがいろいろなバリエーションを生み出します。

連鶴

http://px1img.getnews.jp/img/archives/47030115.jpg
作品名「立鶴-乱」「立鶴-直」というそうです。

 で、新工夫の最たるものは、変則用紙からの折り鶴です。折り鶴は正方形から折るものですが、実は菱形・凧型・矢じり型、そして三角形などからも作ることができます。このことは昔から知られていたことで、何ら目新しいことではありません。筆者が小学生のころに読んだ本にはすでにこうした変則折り鶴が載っていましたし、数学的な研究対象となったことさえあります。

連鶴

http://px1img.getnews.jp/img/archives/73ce6d7a.jpg
凧型(緑)、菱形(橙)、三角形(赤)からの折り鶴

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