震災時に母から娘に送ったLINEが既読になることはなかったと話題→LINEリリース前でデマ確定
今とある震災に関するツイートが話題になっている。昨年の3月11日に起きた東日本大震災の際に、母が娘である結衣さんに送ったという『LINE』のメッセージが公開され、『Twitter』で拡散されている。『Twitter』には、メッセージのやりとりも写真付きで掲載されており、「お母さんは無事よ 結衣のこと助けに行くから待ってて」というメッセージが送信されている。その画像と共に「これは東北震災の時の親子のLINEです。お母さんが最後に送ったLINEは結衣ちゃんに既読されることはなかった… これが親子の最後の絆。これであなたは何を感じますか?」とツイートされており多くの人が反応を示している。
しかし、このツイートにはおかしな点があり捏造とされているのだ。まず震災が起きたのが3月、そして『LINE』がリリースされたのが同年の6月である。まず画像のようなやりとりは不可能だ。また、2011年3月11日は金曜日なのだが、写真を見ると「(火)」と書かれている。これらの点からこのやりとりは捏造、いわゆるデマだと言われている。
中にはウソだとわからずに信じてしまっている人もいる。先日の12月7日に起きた地震の際も「閉じ込められた助けて下さい」というツイート後に「ウソやしwwwみんなバカだねぇ」とツイートした者がいて騒ぎになった。最終的にはツイートした生徒が通う学校が謝罪することとなった。
今回も同様に地震をネタにしたデマツイートで大勢の人を騙しているようだ。今回は『LINE』のやりとりまで用意するという周到ぶりで、手が込んでいる。これは画像もあるので「遠隔操作です」では逃げられないだろう。もしくは画像も遠隔操作で投稿された?
画像:『ついっぷるトレンド』より引用
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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