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なぜ彼女がモテないのか分かってしまった

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今回はファーレンハイトさんのブログ『My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only』からご寄稿いただきました。

なぜ彼女がモテないのか分かってしまった

俺はいま仕事の関係で2個下の後輩の女の子とべったり一緒にいる。んで、元々そいつとは仲がいい。容姿はまぁヒドイ感じなんだけど、人懐っこくて後輩としてすごくかわいらしい。実際に年上を中心にかわいがられている。俺のことも慕っていて、「かまってちゃんなのがうぜーな」と思いながらも好意的に接してた。でもプライベートの話を聞くと全然モテないっぽい。なんでだろう?というのがここ最近で分かった。

とにかく人のことが見えていない。人と一緒に仕事をするときの基本としては歩調を合わせるというのが大前提だ。そうでないのであれば引っ張っていくのが原則。彼女の場合はマイペース。マイペースは良いことだけど、そのマイペースっぷりが一人でやってるときと変わらない。相手の調子を狂わせてることに気づいていないのだ。

仕事において「出来る奴」というのは往々にして一緒にいる奴が何をしようとしているのかをまず察知する。そしてその需要に合わせて行動する。それが相手のサポートなのか、アドバイスなのか、手を動かす作業を引き受けてあげることなのか、その種類は何だって良い。よく言う「見えてる奴」ってこういうことが出来る。

じゃあ彼女がやりたい方向に合わせようとしてみたら特に意思はない。どっちでもいいです、が基本スタンス。じゃあこうするのはどう?と聞いてみると「えー、でもこれはこうなんでどうでしょうかね」と、ごにょごにょ言って足を止める。嫌がるならムリにするような内容でもないことが多いので、じゃあこうしよっか?というと結局最初ので行きましょうってことになる。で、本人は活き活きしてる。…俺の時間返せや!

まぁ彼女の場合はすべての根底にかまってちゃん思想があるので付き合いが増えた仕事でもプライベートでもどの局面でも「ムダなやり取り」を聞いてもらうことを重視するタイプの女の子なのだろう。(こういうとき容姿がバツグンの女の子ってそれだけで快く甘やかされちゃうのがすげーんだけどさ)

それはさておきとして、モテないという視点での彼女の行動は笑えてしまう。まず人と一緒に歩くのが絶望的に下手。ひとりで歩くのとふたりで歩くのは必然的に身のこなしが変わってくる。例えば対向から来る人の流れであったり、歩道の障害物であったり、相手が歩くスピードであったり、カバンをもつ位置であったり。自分がひとりで歩くときの「最適なスペース間隔」ではなく、ふたりのそれを意識しなくちゃいけない。そういったものを一切意識しないのでワリを食らうのがこっちなのである。たいがい歩きにくい思いをする(笑)

先輩たちと一緒に食事をしても自分が話を聞いてもらって笑顔全開で、先輩に水をくんだ俺の挙動にまったく気づかず、先輩が軽く俺にお礼を言ってるのすら気づかず、いざ自分が飲む段になってやっと気付く。俺もこういう社会人のマナー的なのはキライなので気付いたときに、もしくは自分の分をくむエクスキューズとして先輩の分を先にくむ程度だけど、そもそもその程度の感覚すらない。これが好きな異性と一緒にいるときに同じような行動をしてたら相当ヤバイ。強い好意が相手にないかぎりはちょっとキビシイ。

「人のことが見える」というのは訓練もあるけれど意識の問題が大きい。俺は元来マジで空気を読まない人間だ。まわりの空気よりも自分が第一。親しい友人は全員俺のことをこの自己中!w って言う。でも、職場と恋愛においては空気を読める存在であることが強いアドバンテージとして非常に高く評価されてる。キャラを変えているわけでもムリをしているわけでもなく、意識の軸をチューニングしてるだけだ。

自分も相手も心を許して、素で好きだとお互い思える相手にはまず自分が楽しむ。そして相手にも楽しんでもらう。幸いなことに往々にして俺の友人は俺がムチャやってるのを好きでいてくれる奴も多い。でも職場や恋愛においてはそんなものがまかり通るわけがない。だから「この空間で俺がすることは何か」で自分自身の行動を規定する。その軸の中でいま取る行動としてベストなものをやっていく。だいたいは上司であったり、先輩であったり、お客さんであったりする。もちろん後輩だってそれに合わせた接し方がある。これはやりたいことを制限するわけじゃないから別にストレスもない。

例えば合コンにおいてはこんな感じ。「すべての人に楽しんでもらいつつ、気がきく側面でひそかにメンズ出し抜く」モードとしよう。やらしいな。積極的に喋ってる女の子には合いの手合いの手で盛り上げる、爆笑する、会話が切れたらちょっと発言濃度が低い子に振ってみる、絶対に発言を拾う、あっドリンク来たから相槌打ちながら片手で受け取る、渡してくれた人に軽くありがとね、グラス空いてるのあるからみんなの喋りを止めないでひとりで勝手にさげる方に寄せておこう、あの娘ドリンクねーじゃん。ジェスチャーで聞いてみる、その娘グレープフルーツサワー、気がきく俺に笑顔。オーイエー。

んで、↑こんなこたー気を使ってるんじゃなくて、行動を規定すれば無意識に体が動くもんだ。規定する軸を持たずに、行き当たりばったりの自分自身の思いを優先してるから出来ないんだと思う。そう、この「状況」でこの「役割」であれば自分は何をするべきなのか?という軸を意識していないだけにすぎない。ちょっと前にTwitterでこんなこと書いたけど。

話ちょい変わるけど、仕事できる人=モテるとは言い切れないけど、モテる=仕事が出来る法則はあると思う。自分の思い云々じゃなくて顧客が喜ぶかにプライオリティをおけるかってこと。限定空間におけるコミュニケーション能力は自分の置かれた状況×役割に適切なアウトプットができるかどうか。
2012-10-11 00:50:06 via SOICHA
http://twitter.com/fahrenheitize/status/256059037291012098

当然、同じ合コンでも盛り上げってるときと盛り下がっているとき、可愛い娘が来てる時イマイチな時では「状況」は違うし、二枚目を演じるときと三枚目を率先するときでは「役割」が変わる。するとまったく「空気を読む」行動は変わってくる。(ただ、ブログ読んでくれてる人で勘違いしてる人いるっぽいけど、連戦連勝なんてありえねーからね、実際のところ。)

モテる奴が空気を吸うようにモテること、モテない奴がいつまでたってもモテないことはこういうところを意識できているかが分水嶺になるのかな、なんて思いました。これは男であろうと女であろうとまったく差はないと思う。はっきり言って、戦略以前の基本のきの字なんだけど、自分のなかでホットなトピックなので書いてみました。

おわりに

今日の記事はコンビニ店長(id:lkhjkljkljdkljl *1)さんの古い方のブログで書かれていた内容へのオマージュ。いまはブログを移して新しいところで書いてるのでログは残っていないですが、めっちゃ良いことが書かれていました。切り口は違うけれど俺なりに同じ事を書いたつもりです。

*1:『やせないとしぬ』
http://d.hatena.ne.jp/lkhjkljkljdkljl/

俺は、売場全体を見る回数が異常に多い。いくら忙しいったって、たとえばおでんのつゆをカップに入れる1秒くらいのあいだには、売場に視線を流す余裕くらいはあるわけだ。

いまは言わなくなったんだけど、昔の俺はよくバイトに「5秒あればどんだけ仕事できると思ってんだよ」みたいなことをよく言ってた。これは極端な物言いなんだけど、実際、仕事ができる子って、5秒10秒の時間を少しずつ稼いでいって、トータルでは仕事が速いのがふつうだ。

そして、その前提として「よく見ていること。そして、見た景色を情報として自分のなかに蓄えていること」が決定的な違いだと気づいたわけだ。

自分の見た「風景」を、どれだけ意味のある情報として自分のなかに取り込んでいるか、ということだ。ここでは視覚の話だけだが、おそらくは音のことだって同じだ。
G.A.W/「『気づく瞳』『気づかない瞳』」

店長、おかえりなさい。余計なお世話ですが、いつまでも元気でブログを書いていてください。

『24時間残念営業』
http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/

追記

Twitterはまったくだったけど、ブコメ荒れましたねー。狙って煽った部分と、雑に書いちゃった部分から来る叩きがわんさか。反論しないポリシーですが2つだけ追加説明。

「彼女」は後輩をベースに誇張・やりそうなこと・他の女の子を織りまぜて書いてます。で、”気が遣えない人にありそう”をわかりすく明示したつもりだったんだけど、別のツッコミが来まくり。書き様に彼女への愛情がまったくなかったしね(笑)

で、”気が遣える”はモテの絶対要素じゃないけど、大事な1要素というのは疑いようのない事実だと思います。俺の書き様に好き嫌いはあれど、「そのままでいい」は有り得ないと思う。で、「能力ではなく、自分の”気持ちの有り様”次第で変えられるものだと思います」という主旨がきちんと伝わらなかったのは俺の落ち度だと思います。

あと、「気を遣われる方の負担」って意見はすごく大事だと思います。リアルでは「人に気持ちよくなってほしい」という気持ちと「過剰にならないライン」のせめぎ合いは絶対に起きると思っていて、そこで地団駄を踏む気持ちってすげーある。ありまくる。本当の意味で空気を吸うようにさりげなく、絶妙なラインで気を遣える人って素晴らしいと思う。

執筆: この記事はファーレンハイトさんのブログ『My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only』からご寄稿いただきました。

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
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記者:

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