初の水彩画個展も開催!酒井景都さんの新ブランド『K and Kate』が始動

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ネオテニーガール展

『オリーブ』など数々の雑誌のモデルとしてだけでなく、北欧の架空の国をモチーフにしたブランド「Made in COLKINIKHA」の立ち上げや、中田ヤスタカ氏とのユニットCOLTEMONIKHAでの音楽活動など、幅広い方面で才能を発揮している酒井景都さん。

その初となる水彩画の個展が、2012年11月9日から20日まで東京・原宿にあるROCKETで開催。新ブランド『K and Kate』の始動も発表され、注目が集まっています。

階段に展示された『にんぎょひめ』

個展ではクリスマス頃にリリース予定というiPhone/iPad用アプリ『音楽絵本「にんぎょひめ」』の原画や、10代の頃から描き溜めていたという作品も初披露。入口から階段まで、アンデルセン作「にんぎょひめ」の世界が酒井さんの視点を通して展開されていました。

「もともと絵本作家になりたかった」という酒井さん。アプリについても「ピアニストの久保田恵子さんの曲と連動していて紙の本をめくるのとはまた違った体験ができると思います」といいます。

脚を描いた作品

中には足だけを描いた作品群も。「最近、脚の絵がおもしろいと思っているんです」と笑った酒井さんは、描かれる少女たちのことを”ネオテニーガール”と呼び、「身体が大人になってからもどこかに未成熟な部分を女性は持っている。それを表現しています」と語ってくれました。

K and Kate

また『K and Kate』でも、水彩作品をプリントしたワンピースやTシャツを展開。「大人の女性に纏って頂きたい”かわいい”」というコンセプトに相応しく、淡いピンクやクリームといった色を基調にしたアイテムだけに留まらずに、厚手のグレーのニットのレイヤードなども取り揃えられていて、”かわいい”と感じるものが広がりを見せています。

30歳を迎えて、活躍の場をさらに広げている酒井さん。「2013年には、紙の絵本も出してみたいですね」というように、その”かわいい”の世界をどのように見せてくれるのか、目が離せそうにありません。

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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