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「ごめんなさい。あなたのせいじゃないの。」の真意とは?

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今回は神無久さんのブログ『サイエンスあれこれ』からご寄稿いただきました。

「ごめんなさい。あなたのせいじゃないの。」の真意とは?

女性にとって、性的な魅力を求める恋愛の対象と、安定的な居心地の良さを求める結婚の対象は必ずしも一致しないとはよく言います。
今、奥さんか彼女がいる男性方、自分がどちらの対象になっているのかよ~く見極める必要がありそうです。なぜなら、最新の研究結果によると、あなたが恋愛ではなく結婚の対象として見 られている場合、彼女の心の中には潜在的にあなた以外の恋愛対象を、死ぬまで求め続ける欲求がくすぶり続けているかもしれないからです。

カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)のコミュニケーション心理学教授であるMartie Haselton氏(写真右)と、彼女の大学院生であるChristina Larson氏(写真左)は、現在男性と付き合っている女子学生41人に、直接的ではない巧妙なアンケートを行い、現在の彼氏を、性的に魅力的な恋愛の対象として見ているのか、それとも居心地の良い結婚の対象として見ているのかを特定しました。

その後、彼女たちの性周期の中で最も妊娠しやすい時期と妊娠しにくい時期を選んで、彼氏との距離感をどう感じるかを質問したところ、自分の彼氏を安定な結婚対象としてみている女性では、妊娠しやすい時期に少しうざいと感じるという女性が多かったのに対し、彼氏を性的に魅力的だと思っている女性では、妊娠しやすい時期により親密になりたくなると回答したのです。

さらに、両氏は、新たな女子学生67名を対象に、同様に現在の彼氏をどちらの対象として見ているのかを調査した後、性周期に合わせて、彼氏への不満、例えば、気分屋、子供っぽい、怒りっぽい、バカ、文句ばかり言うなどのどれに当てはまるのかを回答してもらったのです。

すると案の定、自分の彼氏を安定な結婚対象としてみている女性では、妊娠しやすい時期により多くの彼氏の欠点に目がいき、ちょっと距離をおきたくなると回答しました。
一方、彼氏を性的に魅力的だと思っている女性では、妊娠しやすい時期により満足感を彼氏に抱いていることがわかりました。

性的に魅力的でない男性方、もうおわかりでしょう。
女性が性的に魅力的な男性を求める欲求は、女性の性周期と連動し、女性が最も妊娠しやすい時が最も危険なのです。
彼女に些細なことで冷たくされ、「ごめんなさい。あなたのせいじゃないの。疲れているだけ。」などとごまかされた場合、その真意は「ごめんなさい。あなたのせいなの。あなたがあまりにブ男だから。」となるわけです。

でもご安心を。女性の場合、男性とは異なり、たとえそのような恋愛対象がいたとしても、現在の安定的な関係を壊してまでのめりこむということは少ないようです。

というのも、上記アンケートによれば、自分の彼氏を安定な結婚対象としてみている女性であっても、性周期に関係なく、お互いの関係に対する誠実さや付き合っていることによって得られる満足感には変化がなかったからです。

かつての男性中心社会では、物理的にも精神的にも安定している男性を求めることは、女性にとって理にかなっていたのでしょうが、それがいかに女性の本能からかけ離れたことか、自立できる現代の女性は気付き始めているようです。
ただ、そんな現代でも、良い遺伝子が期待できる性的魅力と、良い環境が期待できる安定的魅力、その両方を満足させてくれる男性を見つけることは容易ではないため、両者はトレードオフの関係にならざるを得ないのだと、Haselton氏らは言います。

Haselton氏らは今後、恋愛対象としては見られない男性と結婚してしまった女性が、長期的にその関係をどう維持していくのか、そして、そのような対象として見られている男性はそれに気付いているのかどうかを調査していきたいとのこと。
曰く、「もし自分が恋愛対象として見られていないことに気付いたとしたら、男性はかなり動揺するに違いないわねぇ。」とか。いやあ、マジで女性はおそろしや~。

この研究結果は、ちゃんとした査読付き学術誌であるHormones and Behavior誌11月号に掲載予定だそうです。こんなゆる~い研究テーマもきっちり業績として残すとは・・・やはり、マジで女性はおそろしや~:)

出典:UCLAニュースリリース*1

*1 : 『When she says, ‘It’s not you, it’s me,’ it really might be you, UCLA study suggests』 2012年10月24日 「ULCA Newsroom」
http://newsroom.ucla.edu/portal/ucla/i-love-him-i-love-him-not-239857.aspx

執筆: この記事は神無久さんのブログ『サイエンスあれこれ』からご寄稿いただきました。

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