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あるゲーム会社の悲劇。面白いゲームを基本無料にしたら今までのファンも金を払わなくなった。

あるゲーム会社の悲劇。面白いゲームを基本無料にしたら今までのファンも金を払わなくなった。

今回は『iphone Game Cast』さんからご寄稿いただきました。

あるゲーム会社の悲劇。面白いゲームを基本無料にしたら今までのファンも金を払わなくなった。

punch-quest

少し前のPocket Gamerの記事*1 ですごく悲しいニュースが流れていた。
無料なのに楽しめる(これは無料なりではなく、本当の意味で楽しめるということだ)コンボアクションゲーム『Punch Quest』*2 が50万DLを達成したにもかかわらず、まったく儲かっていないというのだ!
一体、何があったのだろうか。

*1: 「‘Almost nobody’ is paying for critically-acclaimed Punch Quest」 2012年10月30日 『Pocket Gamer』
http://www.pocketgamer.co.uk/r/iPhone/Punch+Quest/news.asp?c=46200

*2 : 「レビュー:Punch Quest コンボを繋げてハイスコアを目指せ!アーケード世代におすすめのアクション」 2012年10月26日 『iphone Game Cast』
http://www.gamecast-blog.com/archives/65715872.html

この『Punch Quest』だが、ゲームキャストでは課金について「ゲーム内通貨(通常プレイで十分手に入る)」と評価している。
通常プレイをするにおいて、普通にプレイしていけばゲームに必要な物はほぼ全て買えてしまう。
おまけの外見が変わるだけのアイテムはお金を払わなければすぐには買えないが、ハマっているプレイヤーならいずれ買える。
メーカーに基本無料でお金を払ってもらうノウハウがなかったからこうなったというところもあるのだが、「面白かったからお金を払いたいなぁ」と思わない限り、まったく購入する動機がないし広告もないゲームが出来上がった。

punch-quest2

(技は安いのでプレイしているうちに揃う。)

結果的にゲーマーが言うところの「面白かったら金を払うよ」に期待するしかないゲームになったわけだが、実際に基本無料にしてみたら今までお金を払ってくれたファンすらも金を払わなくなってしまったという。
その結果、ゲームをプレイして実際にお金を払ったプレイヤーは全体の0.1%。
つまり500人。

言っておくが「ゲームが金を払うほどのものではなかったから」という話ではない。

私は Rocket Cat Games のファンで、すべてのゲームをプレイしているけどもつまらないゲームは1つもない。
上達するほどにスコアが伸びるスキルベースのゲームで「ソーシャルはお金を出せばクリアできるし、つまらないよね」の反対を行く、アーケードスタイルのゲーマー向けならピカイチだろう。
上記は主観的な話だが、実際にUSのレビューを見るとストアでもレビューサイトでも評価の平均点は非常に高いので、客観的に見ても評価の高いものを提供しているといって差し支えないだろう。

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記者:

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