“なぜか嫌われる人”がしている言動

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 仕事は結構デキるのになぜかまわりからは好かれない、性格は悪くないはずなんだけどいつの間にか敵をつくっている。そんな人、周囲にいませんか?
 仕事を進める上で、同じチームや取引先、上司や先輩たちと信頼関係を築くことは絶対条件。しかし、些細な言葉やさりげない行動から、そうした信頼が脆くも崩れ去ってしまうことがよくあります。しかも、本人はどうしてみんなが怒っているのか、まったく分かっていないご様子。自覚がなければ、反省することもできません。

 今回は、周囲からかわいがられるスキルを紹介している『えこひいきされる人になる』(菊原智明/著、扶桑社/刊)から、“知らず知らずのうちにやってしまう嫌われる習慣”をピックアップします。もしかしたら、あなたも知らない間にやっているかも知れませんよ…?

■小さな塵も、積もれば山となる
 所長と先輩のAさんは犬猿の仲。特に所長はAさんのことを嫌っている様子。そこで、思い切って、どうして所長はAさんのことを嫌うのか、理由を聞いてみました。すると、なんとその原因はAさんが話の中で何気なく言った一言にあったのです。

「いや、うちの息子がね、早稲田を受けて落ちたんだよ。その話をしたら、Aはこう言ったんだ。『僕が入ったころの早稲田は簡単だったんですけどね〜』って」

 Aさんはおそらく、思ったままを言ったのでしょう。しかし、相手にとっては嫌味にしか聞こえません。また、この他にもAさんの言動に対して小さな不満をたくさん抱いていたのかも知れません。そして、この一言がきっかけとなり、所長の怒りは爆発したのです。
 菊原さんは、実は大ゲンカよりも些細なことの積み重ねで起こるいざこざの方が注意が必要だといいます。

・ちょっとした嫌みな一言
・笑いを取ろうとして相手をバカにする
・冗談で相手の奥さんや子供の悪口を言う

 こうしたことを知らず知らずに言っていませんか? もし、相手が怒っていなくても、それが積っていくことで、大きな火種になるかも知れません。

■空気を読まない無意味な反論
 お昼休み、同じ課の社員たちみんなでご飯を食べることになりました。どこに行こうか、案を出し合うのですが、どれも決め手にかけます。そんなとき、上司が提案します。

「俺の好きなそば屋があるんだ。○○という店なんだが、知ってるかな?」
「聞いたことあります。いいですね」「そこに行きましょう」

 無事、満場一致で決まった…かと思いきや、同僚の一人が声を上げます。

「あのそば屋のどこがおいしいのですか? サッパリしすぎてて、まったく個性ない味ですよ」

 せっかく決まったのに…。このときの雰囲気、そして上司の表情を想像してみてください。彼に悪気はありません。しかし、その場を不快にさせたことは事実です。
 こうした無意味な反論は、つまらないところで敵を作りがち。まして、ランチに行くという仕事とは少し離れた局面で、周囲から嫌われては何もいいことはありません。本当にその店が嫌であれば、別の理由を考え、自分だけは行くのを控えるなど、対応策は何かあるはずです。

 冒頭にも書いたように、信頼関係を築く上で、つまらないことで周囲から嫌われたり、苦手意識を持たれたりするのはNGです。

 菊原さんは『えこひいきされる人になる』で、かわいがられる社会人になるための行動術をつづっています。「えこひいき」というと、あまり良いイメージがわかない人も多いかも知れませんが、周囲の人たちと上手く関係を築き、チームがよりよくまわるために必須のスキルともいえます。
 もし、心当たりがある場合は、自分の言動を見直してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)



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