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ビール片手にほろ酔い気分で選べる本屋さん下北沢B&Bに行ってみた

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濃い日差しがまぶしい7月20日夏、下北沢南口に本屋「B&B」がオープンした。「Book&Beer」という名前の通り、なんとビール片手に本を選べる本屋さんなのだという。ビール好きの記者はたまらず店舗へと飛んだ。午前中に。

下北沢駅南口からすぐの路地を入った2F、急な階段を登ると、まるでアンティークショップか輸入雑貨屋さんのようなおもむきで迎えてくれる。

不揃いな照明、背丈の違う本棚、形の違うテーブルと椅子。一見すべてがバラバラの様だが、不思議と統一感のある落ち着いた店内には、ビールサーバーを備えたバーカウンターがあった。すでにこの雰囲気だけでビールが旨そうである。

棚に並んでいる本もまた、サイズや色あいもまったくバラバラで無造作にならんでいるかのように見えるが、B&Bでは「文脈棚」の形を取っており、著者別やジャンル別に本を並べるのではなく「意味」や「繋がり」で選書した棚になっているのだ。

よく見るとたしかに、ビールの棚には多くのビールとタイトルが付いている書籍が並んでいるが、それは、グルメ本であったり、小説であったり、マンガの『もやしもん』の8巻だけだったりと種類も様々で非常にユニークな棚になっている。

他にも全国の書店員の投票によって選ばれる「本屋大賞」の棚であったり、マンガで人と人をつなぐイベントなどを主催している「マンガナイト」の推薦するマンガ棚、小皿やグラスなども並べられた料理本の棚など、さまざまな“選りすぐり”の本が並んでいる。

また店内に置かれている、本棚、机、テーブル、文房具から食器まで、すべてが購入可能だとのこと。


「どんな本屋を作ろうかという話しになった際、本と同じくらいビールが好きだって話しで盛り上がって、それなら好きなもの同士をくっつけてしまえばいいじゃないか、という事でこのお店ができました。」

「最終的には、ビールは偉いんですよ。」

そう語る共同オーナーの内沼晋太郎氏

たしかに、このお店には好きなものばかりが並んでいる、そういう印象をうけた。好きなものを並べる、それは自分が目を通した、人にオススメできるものだけを並べているということだろう。

太宰治が好きすぎて、太宰治の入門書や「太宰治検定」というマニアックなイベントまで行っている、スタッフの木村綾子女史に話を聞いた。

「酔ったいきおいで本を買うことってあるじゃないですか! つまりこのお店ではそれが毎回できるんです!」

「これからの街の本屋さんを目指していて、突然の夕立の雨宿りに立ち寄ったり、人との待ち合わせの時間潰しにふらりと5分間だけ立ち寄るのもいいし、ただビールを飲みにくるだけでもかまいません、その中で一冊の本との出会いを楽しんでくれればいいなと思います。」

インタビューが終わり、それでは太宰棚の前で撮影しましょうと記者が言うと「いやーこの棚は地味なので他の棚でいいですよ!」と謙遜する木村女史。

せっかくなのでと太宰棚の前に移動すると、そそくさと「あ、わたしがオススメなのは『斜陽』なんですよねー」とまるで愛する自慢の旦那のネクタイを直すかのように、本を差し替える木村女史。この深い太宰愛で、きっとオススメの太宰を教えてくれるだろう。

また店内では毎日、本に関するトークイベントも行われており、イベントスペースとして利用することもできるとのことなので、本で繋がる人との出会いも楽しめるだろう。

今週末ふらりと立ち寄って、自分だけのお気に入りの本棚を見つけてみてはいかがだろうか。もちろんビールを飲みながら!

B&B
〒155-0031
東京都世田谷区北沢2-12-4
第2マツヤビル2F

12:00~24:00
年中無休(年末年始を除く)

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記者:

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