80年代の大ヒットボードゲームがスマートフォン連動でパワーアップ! 『絶叫!おばけ屋敷ゲーム』 を一足先にチェック
バンダイは、1980年に発売して80万個を販売した大ヒットボードゲーム『おばけ屋敷ゲーム』をリニューアル。iPhone/Androidスマートフォンと連動する仕掛けでパワーアップした『絶叫!おばけ屋敷ゲーム』を7月7日に発売します。価格は3780円(税込み)。開発を担当したバンダイ プレイトイ事業部イノベイティブトイチームサブリーダーの高橋晋平さんに、発売前の製品を見せていただきました。
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パっと見は、カードを使ってボード上でコマを進める普通のボードゲームですが、ボードにはスマートフォンを置くためのエリアが用意されています。スマートフォンがなくても従来どおり遊べますが、スマートフォンを使うことでより迫力のある演出が楽しめるという仕組み。
2~5人のプレイヤーで遊びます。手札のカードに書かれた数字だけコマを進め、おばけ屋敷に潜むお化けと対決しながらゴールを目指すというルールはオリジナルと同様。ドラキュラやミイラ男から河童、ろくろ首など和洋折衷なお化けのラインアップも当時そのままです。
コマがイベントマスに止まったらスマートフォンの出番。7月7日の発売と同時に配信されるiPhone/iPod touchとAndroid向けの無料の専用アプリ『絶叫!おばけ屋敷ゲーム』をインストールしたスマートフォンでイベントを進行します。たとえば、プレイヤーが順番に画面をタップすると女性が皿を数え、「1枚足りない!」と女性がはんにゃに化けてしまったら、そのプレイヤーが1回休みになる、などのイベントが25種類用意されています。サウンドや振動が恐怖をあおり、なかなかの迫力ですよ。ミニゲームを遊べるアプリの体験版は6月7日から『AppStore』『Google Play』で順次配信されるので、事前に雰囲気を楽しんでみては。
アプリでプレイヤーの写真を撮影し、心霊写真になったらマスを戻るペナルティが発生するイベントもあり、スマートフォンらしいギミックが楽しめます。アプリは今後もアップデートによりイベントなどを増やしていき、飽きずに継続して遊べるようにするとのこと。
ゴール目前の死神が出現するイベントは、ルーレットをタップして成功すると逃げ出すことができます。
ボスとの対決では、従来どおり「知恵」「勇気」「力」の3種類のカードを使って臨むのですが、こちらはカードで画面をタップして勝敗を決します。でも3種類のカードの違いを、スマートフォンはどうやって認識するのでしょう?
実はカードの裏には導電性インクでパターンが描かれており、このパターンの違いでタップ操作の違いを認識しているのでした。カードにもテクノロジーが駆使されていますね!
ターゲットは、80年代の少年時代に『おばけ屋敷ゲーム』を遊んだ30~40代の男性。スマートフォンの所持率が高く、中には小学生の子どももいる彼らが、「スマホで家族団らんするのがコンセプト」(高橋さん)とのこと。いつもは1人で触っているスマートフォンが、家族で一緒に遊べる道具になるのはステキですね。
『∞プチプチ』や、最近では1/6スケールの『3億円』フィギュアなどを企画してきたアイデアマンの高橋さん。今後もスマートフォンを組み合わせたゲームシリーズのアイデアをいろいろ考えているようなので、楽しみにしておきましょう。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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