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スガシカオが独立後の活動を語る「改めてCD1枚、チケット1枚の重みを感じる事が出来た」

スガシカオ

1日、インタビューエンターテイメント「discord」と、メディアプロジェクトとして年間150回超の放送を行うソーシャルTV局「2.5D」のコラボレーション番組がUstreamにて放送。ゲストにシンガーソングライター・スガシカオさんが登場しました。

「discord」は鹿野淳さんが企画するメディア。鹿野さんは、音楽雑誌『BUZZ』、『ROCKIN’ON JAPAN』の編集長を歴任し、現在は雑誌『MUSICA』の発行人などマルチに活動。“今、最も喋れる音楽ジャーナリスト”として様々なイベントに出演、音楽フェス「ROCKS TOKYO」のプロデュースも行っています。

スガシカオさんは、日本のミュージックシーンを牽引するアーティスト。自身の作品がヒットを連発するだけでは無く、数々のアーティストへの楽曲提供を行っています。2011年10月には、所属事務所「オフィスオーガスタ」からの独立を電撃発表。メジャーレーベルを離れ、現在は自主的な活動を行っています。

独立後の全国ツアーを大成功させ、自身のブログやTwitterなどで積極的に情報発信はしているものの、メディア露出はこの日の放送が久しぶりであった為、告知を行った瞬間に予約が満席に。限られたスペースに、運よく参加出来た60人が詰め寄せ、スガシカオさんと鹿野さんのトークに耳を傾けました。

一人の寂しさも「スガシカオ」だよね

鹿野:スガ君には先日「ROCKS TOKYO 2012」に出演してもらったんだけど、それこそ9年くらい前の「ROCK IN ON JAPAN」以来イベントで一緒になりました。「ROCKS TOKYO 2012」には、大中小と大きさの違うステージがあるんだけど、スガ君にオファーしたら「小さい所ですよね?」って言ってたんだよね。

スガシカオ:一人でアコースティックだから本当にステージが広く感じて寂しいんだよね。しかもサンボマスターの後っていう順番もおかしい! 「サンボの盛り上がりの後やりづらいなあ」って言ってたら山口君が「ジャンルが違うから大丈夫ですよ!」ってなぐさめてくれました(笑)。最近仲良くしています。

鹿野:でもその一人の寂しさもスガシカオだよね(笑)。せっかく一人になったんだから寂しいままステージに立ちなよ。自分のファン以外の前に立つ事ってやっぱりプレッシャー?

スガシカオ:「ROCKS TOKYO 2012」は事務所もメジャーレーベルも辞めて一人になった後のキックオフ的なステージだったから特に力が入ってた。「ここでコケると俺これからだめだぞ」ってプレッシャーもあって。アコースティックだけどバラードは少なめに、音もかなり出してパワーのあるステージは意識しましたね。

スガシカオ

事務所、レーベルを辞めようと思ったのは3年前

鹿野:一人になると、「俺って宇宙から見るとちっぽけだなぁ」とか思わない?

スガシカオ:すっごい分かる! 本当に思う(笑)。

鹿野:石ころ見て「この中のどれが俺かな……」ってね(笑)。

スガシカオ:辞めようと思ったのは3年前で、色々な人に迷惑がかからない様に色々とタイミングを考えてあの時期に。

鹿野:一人になってまず何したの?

スガシカオ:まず、困った(笑)。 仕事も無いし、ひたすら曲作りましたね。

鹿野:自由って不安と隣合わせだから魅力もあるし、恐くもある。

スガシカオ:TwitterやSNSでみんなとつながってるのに、「何で俺は一人なんだろう」ってより孤独を感じたりね。

鹿野:Twitterと言えば、この間「エログロと無気力がテーマの曲が出来た」って書いてたけど、その“エログロ”と“無気力”って両極端じゃない?

スガシカオ:あれは、バイト先の欲求不満のおばさんに誘われてやっちゃう男の曲なんだけど……。酔っ払ってTweetして、朝覚えてない事が多い(笑)。あとTwitterだと、知らない人でも友達だと思っちゃうんだろうね。励まされると「ありがとー!」って返信しちゃったり。

スガシカオ

自分でライブハウスに電話してブッキング

スガシカオ:声って人前で出さないとどんどんダメになってくるから、とにかくライブがしたいと思って、自分でライブハウスに電話して。でも、スケジュールとかを聞くと疑われるの。「スガシカオと申しますが……」「え?」みたいな。

鹿野:“スガシカオ”ってのがまた怪しい響きだしね(笑)。

スガシカオ:だから最後の方は自分で電話してるのに「スガシカオの代理ですが」って言って交渉してた。結局、最終的には全国20公演が出来ましたけどね。本当に大変だった。

鹿野:もう、本当に全部いちから自分で動いてやったわけね。

スガシカオ:メジャーレーベル、事務所に属していた時のライブだってもちろん毎回本気で歌っていた。けど、誤解を恐れずに言うと、自分とお客さんの間に何枚もの壁があることによって、CD1枚、チケット1枚売れる事が遠く感じていて。今回の全国ツアーで改めて、CD1枚、チケット1枚の重み、意味を感じることが出来ましたね。

未来よりもとにかく今が大事

鹿野:今回独立したことは、数年後、十年後こういう自分でありたいというビジョンがあってからこそなの?

スガシカオ:そういうのは無いんですよ。未来のビジョンとかっていうよりもとにかく今が大事。長くやろうとすると今日やらなきゃいけなことがたくさんになるでしょ。

鹿野:やってくださいよ。たくさん。皆新曲とか待ってるんだから。

スガシカオ:(笑)。いや、そうなんだけど義務っていうか“やらなきゃいけない”って事じゃなくて、本当にやりたい音楽、曲作りをしようという意味でね。

鹿野:確かに、メジャーレーベルに所属しているとタイアップを決めて、シングルを何枚出して、アルバムリリース。とかスケジュールが決まっていて。もちろん、これは退屈なルーティンワークというわけではなくて、作品を売る為に必要な事でもある。でも、こうして一人になった事で、じっくり音楽と向き合って音楽自体の筋肉がついている感じがすごくするよね。

スガシカオ:僕にとってシングルを出すって事が結構足かせでもあって。アルバムを出すにも表題曲を作らないといけない。でもアルバムの中のどの曲も自分にとっての大切な曲、っていう矛盾を感じていたから、これからシングルをリリースする形からは離れようかと考えています。

漫画喫茶が大好きなんだけど、最近行けないの

スガシカオ:ジョギング。ジムで、トレーニングもはさみつつ1、2時間は走ってる。

鹿野:走っている時って曲が浮かんだりするの?

スガシカオ:それは全然無いですね。全く出てこない。

鹿野:俺も走っている時、原稿なんて全く浮かばないもんなぁ。他の趣味は?

スガシカオ:ギターの練習。あとは漫画を読んだり。地方に行った時とかに漫画喫茶に行く事が楽しみだったんだけど、最近って漫画喫茶の会員証、仮名だと作れないの。だから行く事は減りましたけど(笑)。

絶賛曲作り中。もうすぐ皆さんに聴いてもらえると思います

鹿野:これからライブの予定もたくさん入ってるんでしょ?

スガシカオ:おかげ様でたくさんやります。「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012」などなど、面白い所では「東京JAZZ FESTIVAL 2012」というイベントで、RUFUSという方々とフューチャリングさせてもらうのが楽しみですね。

鹿野:ジャズのスガシカオが見れると、それはかなり楽しみだよね。

スガシカオ:後は曲もどんどん作っているので、もうすぐ皆さんに聴いていただけると思います。僕も本当楽しみです。

鹿野:俺も、ライブに行って、格好良い文章書かせてもらおうと思っているので、ぜひまたこんなイベントもやりましょう!

■Suga Shikao Official Website
http://www.sugashikao.jp/

■discord
http://www.fuckdiscord.com/

■2.5D
http://2-5-d.jp/

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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