漫画業界の裏!人気漫画家には “たいてい” ブレインがいる
最近のマンガは、原作者と作画の2名で作成している作品が数多くある。『デスノート』や『ヒカルの碁』、『バクマン。』などはその成功例といえるだろう。しかし、漫画雑誌や単行本の表紙を見ればわかるように、ほとんどの漫画は作画とストーリーをひとりの作家が考え、執筆活動をしている。
毎週、毎月、膨大な量の枚数をこなしていかなくてはならない人気漫画家が、原作者に頼らず自分の知識だけで漫画を描いていく。それはかなりハードな仕事になるのだが、それをこなせる漫画家もいれば、「やっぱりできない!」とギブアップする漫画家もいる。なかには、「よく毎週こんな濃い内容のストーリーを描けるなあ」と思う読者もいることだろう。
しかし、たとえひとりの漫画家名しか書かれていなかったとしても、原作、つまりネタを考えているのがその作家だけとは限らない。もちろん、編集者が漫画家と一緒にネタを考えることはあるが、そんなのは編集者として当然の仕事であり、その編集者を原作者と呼ぶことはできない。
では、濃いストーリーを考える漫画家には、編集者以外にネタを考える人物がいるということだろうか? その答えは、「いる」だ。ネタを出すだけのブレインという役割をしている人物が存在する。
しかし意外にも、ストーリー漫画よりもギャグ漫画家にブレインがいることが多く、特に4コマ漫画の漫画家には複数のブレインがいる場合がある。そう、4コマ漫画はストーリー漫画よりネタを考える数が多く、実はけっこう大変な仕事なのだ。
ギャグ漫画家に詳しい編集者はこう語る。「4コマ漫画家だとしても週に8本くらいならブレインなんていらないでしょうね。16本や24本など、けっこうなかずの4コマ漫画を描く場合はブレインなしでやるのはけっこう大変です。みなさんがご存知のあの『〇〇〇〇〇〇〇〇〇』も、複数のブレインがネタを考えて、それを漫画家さんが絵にしていました。この作品では漫画家はネタをあまり考えてなかったですね」
なるほど、いろいろと深いストーリーの漫画より、ギャグ漫画のほうがネタに苦労するようである。原作者とはちょっと違うブレインという職業。ネタに自信アリ! という方は頑張ってブレインを目指してみてはいかがだろうか(このニュースの詳細記事はこちら)?
イラスト: ピョコタン
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