史上最大の山火事に立ち向かう漢達……消化に水は使わない?!『オンリー・ザ・ブレイブ』本編映像
『アベンジャーズ』シリーズのジョシュ・ブローリン、映画『セッション』で主演を努めたマイルズ・テラー、『キングスマン:ゴールデン・サークル』のジェフ・ブリッジスに加え、テイラー・キッチュ、ジェニファー・コネリーら、新旧交えた豪華俳優陣の共演で贈る森林消防士たちの英雄物語『オンリー・ザ・ブレイブ』が6月22日より公開となります。
本作は、森林火災のスペシャリスト”ホットショット”の人生に深く切り込みながら、家族の葛藤、仲間との絆、命をかけて大切な者を守る男たちのアツいドラマを描いた感動物語。劇中で描かれる山火事の消火シーンも見どころのひとつであり、これまでの常識を覆す驚きの消火方法が明らかに! 本編映像が解禁となりました。
それは一切水を使わず、迫りくる炎をさらなる炎で抑え込むという方法。荒業とも神業とも言えるこの方法は、過酷な訓練を積んだ彼らにしか出来ない芸当です。そんな彼らが消火方法に用いる道具は、チェーンソー、土を掘るクワ、手斧、斧、天候を予想する計測機器といった、およそ消火には役立ちそうにない道具ばかり。
彼らはまず、これらの道具が詰まった約20Kgにもなるリュックを背負って山火事の中へと進んでいき、天候や風向き、長年の知識と経験で炎の動きを先読みします。その後、炎が届くであろう場所の燃料源となる木々をチェーンソーで切り倒し、周囲に炎を食い止める溝《防火帯》をクワで掘り進めます。そうやって作った限られた土地を焼き切ることで巨大な炎の行く手を遮り、進行を食い止めるんです。まさに、炎を操り炎を制するプロ集団で、本作を制作したコシンスキー監督も「彼らが火と戦う方法は、一般に考えられるものとは随分違う。彼らは水を使わない。火を使って火と戦うんだ。彼らは溝を掘り、木を切り、境界線を引く。そして火をつける。山火事と戦うときに用いるのは迎え火なんだ」と彼らが用いる消火方法に驚いた様子。
ある意味、職人とも言える彼らが使用する道具の中でも、特に重要なのはトーチと呼ばれる道具と万が一の際に身を守る防火テント。トーチは巨大なガスバーナーのような道具で、「迎え火」を作り出す無くてはならない大切なもの。劇中でも度々登場し、トーチで起こした炎で山火事を食い止めるホットショットの姿が映し出されています。そして、防火テント。頭から足の先までをすっぽり覆い尽くせるだけの小さなテントで、一定時間、500度以上にもなる炎から身を守れる代物です。炎の海となる山火事の中で彼らが身を護る道具として持ち歩くのはこの防火テントだけ!劇中では、防火テントを使った訓練で「ハリケーン並の防風と温度は500度以上になる。火災が通過する時は生き地獄だ。」とホットショットの隊長であるマーシュ(ジョシュ・ブローリン)が万が一の状況を隊員たちに説く場面が描かれ、わずか数十秒でテントの体制を整えた隊員たちとともに「防火テントの端を閉じ、顔を地面につけろ。呼吸できれば助かる」と過酷な状況に備えるための姿が映し出されています。
数十キロにもなる重い荷物を背負い、急な坂、渓谷のどん底、山のてっぺんなど過酷な場所にもいち早く駆けつけ、16時間以上働いては土の上で眠り、起きたらまた16時間働くという日々を何度も繰り返しながら炎を食い止める、まさに日常のヒーロー”ホットショット”を描いた本作。ぜひ、その驚きの消火方法と炎に負けない彼らのアツい物語をぜひ劇場で。
【動画】史上最大の山火事に立ち向かう漢達…消化に水は使わない?!『オンリー・ザ・ブレイブ』本編映像
https://www.youtube.com/watch?v=81uJMZ_vcFI [リンク]
【ストーリー】堕落した日々を過ごしていたブレンダン(マイルズ・テラー)は、恋人が妊娠したことをきっかけに、生まれ変わる決意をし地元の森林消防団に入隊。地獄のような訓練の毎日を過ごしながらも、仲間と絆を深め、チームを率いるマーシュ(ジョシュ・ブローリン)との信頼を築き、彼らの支えの中で少しずつ成長していくブレンダン。しかしそんな彼を待ち受けていたのは、山を丸ごと飲み込むような巨大山火事だった――。圧倒的迫力、炎のように燃えたぎる友情、あなたの心を熱くする感動の実話!
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