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「心が折れた」「やる気がでない」…5月病になったらまずやるべきこととは?

「心が折れた」「やる気がでない」…5月病になったらまずやるべきこととは?

「会社行きたくない」「やる気がでない」「ずっと寝ていたい」

などなど。大型連休のあとに襲いかかってくる憂うつな気持ちから脱出できず、心がモヤモヤしてしまっている人も多いはず。それでなくてもこの春から新しい環境が始まって、人間関係に悩んだり、仕事業務に疲れてしまっていたりと、なにかと心も体もぐったりとお疲れモードで「5月病」になりやすいのが、この時期でしょう。

なかなか元の生活のリズムに心と体がついていかない時、心のモヤモヤややる気のなさはどうやったら解消できるのでしょうか。

『悩みにふりまわされてしんどいあなたへ』(セブン&アイ出版)の著者の一人、志村祥瑚氏は、この春慶應義塾大学医学部を卒業し、現在研修医として働きながら、アメリカの医療現場で実践されている最先端の精神医学・認知行動療法であるACT(アクト)の研究をしています。

●そもそも悩みのない人生を過ごすことは不可能なんだ

志村氏によれば、私たちは「期待と現実のギャップ」が大きく、思い通りの結果が得られなかったときに、心の痛みや不安や悩みを感じるそう。これまでの医療やカウンセリングの多くは、心の痛みや苦痛がない状態を目指すものだったが、ACTでは全く逆の立場から悩みと向き合うそうです。

「人生には苦痛があるのがノーマルであり、イヤなことをなくすことは絶対にできない」という前提に立ち、「イヤなことがあったとしても、それにとらわれて悩むのではなく、前に進めるようになる」ことが、志村氏が考える「自分で自分の悩みを解消する」方法とのこと。

悩みの多くは自分自身の「思い込み」が原因であるといいます。この時期、たくさんの人がやる気を失う「5月病」もそうした「思い込み」に一因があるそう。

新しい環境の中で「こんな苦労するはずではなかった」「もっと自分は上手くやれるはずだ」「これからの事を思うと心配がとまらない」……などの悩みは「こうなりたい」「こうであるべきだ」という自分自身が作りだした理想や虚像と現実のギャップからくることが多く、その思い込みが外れない限り、悩みのループは続き、深みにはまってしまいます。

●自分の感情を心底味わえば、思い込みが外れる

イヤな感情から抜け出すためには、その感情を避けるのではなく、とことん味わうことが大切なのだそう。

たとえば、さみしいからといって、SNSを見てごまかしたりすると余計さみしい気持ちになってしまうと言います。そこで、やってもらいたいのが「嫌いな感情を味わうエクササイズ」です。

悲しい・怒り・さみしい・悔しい・劣等感など、あなたが味わうことを避けている気持ちを一つ決めて、その感情を味わった具体的なシーンを思い出してみましょう。

もしかすると「のどの奥が熱くなってきた」「お腹の下がずーんと重くなってきた」といった体のどこかに変化を感じることができるかもしれません。その体の感覚を一秒でも味わうことができたら、あなたはイヤな感情を味わって、かつ、それに耐えることができたことになります。

初めて飲んだときはビールが苦く感じていたのに、いつのまにか平気になっているようにイヤな気持ちも少しずつ試していくと、その気持ちを人生のスパイスとして感じることができるようになるのだとか。

志村さんの著書『悩みにふりまわされてしんどいあなたへ』にはこのACTの考えをベースにした心のエクササイズがたくさん紹介されています。最近心がお疲れ気味の人は試してみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

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