体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【衝撃事実】ついに封印を解く! 女神転生の危なすぎる開発秘話を26年の時を経て激白「ネズミーランドにダークマウス出現」

megaten2

「女神転生」シリーズと「真・女神転生」シリーズの世界観やシナリオなどを創造した、元アトラスのゲームデザイナー鈴木一也氏。彼がいなければ、悪魔を仲魔にしたり、悪魔合体をするなどのゲームシステムは存在し得なかった。また、「コンゴトモヨロシク」「悪魔を殺して平気なの?」などの有名なセリフも生まれなかったと断言していい。

・過去のメガテン開発秘話
鈴木一也氏が編んだメガテンワールドの世界観は、現在のペルソナシリーズにも受け継がれ、世界中の人たちが魅了されている。

そんな鈴木一也氏が、女神転生や真・女神転生シリーズのスタッフと再集結し、新たなゲーム「十三月のふたり姫」の開発をクラウドファンディングにて資金調達し、スタートさせようとしている。今回は、そんな鈴木一也氏に「過去のメガテン開発秘話」についてお話を伺った。

・世界観を壊さず世に出せた理由
鈴木:「女神転生」は奇跡のゲームなんですよ。

記者: どういう点でしょうか?

鈴木: ファミコンで最初の「女神転生」が出たときのことです。ゲームには守るべき任天堂の規約があるのですが、性描写とか暴力とか宗教とか、けっこうNG要素があるのです。「女神転生」はその規約を26項目ぐらい違反しているんですよ。

記者: ええっ! 違反したままだと出せないですよね?

鈴木: 普通なら出せないし、出してくれない。ところがそのまま出せてしまったんです。初代「女神転生」はナムコさんから発売されましたよね。ナムコさんは任天堂さんと業務提携しているのですが「独立的にやりますよ」という契約をして、ナムコさんの工場でロムを作ったんです。なのでゲーム内容の検閲はナムコさんが独自にがやっていたので、任天堂の規約を守らなくともナムコさんの検閲が通れば出せるんですね。

記者: 当時、確かに自社工場でゲームソフトを生産していた会社がありましたね。

鈴木: ナムコさんのおかげで「女神転生」の世界観を壊さず世に出せたわけです。ナムコさんじゃなければ絶対に出せなかった。

・無粋なことを言わない任天堂
記者: では、アトラスが発売することになった「真・女神転生」の場合、任天堂さんの検閲はどうだったのでしょうか。

鈴木: もちろん規約違反がたくさんありましたよ(笑)。でも、スーパーファミコンの時代になると「女神転生」が世間に認知されていたので、任天堂さんの検閲官が「メガテンなら仕方ないわ」って思ってくれたんです(笑)。あのゲームは「ああいう世界観のゲーム」なので仕方ないと。

記者: そんなのアリなんですか!

鈴木: でも検閲が通っちゃったしアリ。

記者: 「女神転生」と同じくらい「真・女神転生」も規約違反数があったのでしょうか。

鈴木: いやいや「真・女神転生」はもっとヤバかった。さっきと言ってることかぶるけど、ファミコンで「女神転生」というブランドが出来上がったから、こういうものなんだっていう認識ができちゃったわけ。なので、任天堂さんもそこまで無粋なことを言わなかったという。そこがね、任天堂さんの偉いところです。

・マーラ様をデザインした鈴木氏
記者: 話によると、鈴木さんは悪魔デザインもしていたとお聞きしましたが。

鈴木: そうですね。シナリオやゲームデザイン意外にもいろいろやってました。悪魔で有名なものだと、マーラ様かな。

記者: ええっ! あの伝説的にヤバいデザインのマーラ様をデザインしたんですか!?

鈴木: はい、マーラ様のラフを描きました。そして金子さんに「こんな感じで描いて!」と渡した。そうしたら結構そのままできちゃった(笑)。他にもアポリオンとか、ポルターガイストとか、いろいろと原案を描きました。オロバスやサレオスなど、デザインの指定で、ラフ画を描いたものは、結構ありました。

1 2次のページ
バズプラスニュース Buzz+の記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。