若者のプライベート重視志向は「仕事を頑張っても報酬が上がらない」から? 「経営者の信頼が失われている」「社畜になりたい世代なんていない」

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厚生労働省による2016(平成28)年の調査によると、従業員の平均昇給率は年2%前後。また、宿泊業・飲食サービス・運輸業・郵便業においては50%が昇給を実施しないという結果になっています。

アニメ・秋葉原ニュースサイト『A Kiba Zigo Qu』管理者のいおり村長さん(@IoryHamon)が、新入社員が年々プライベートを重視する傾向になっていることについて、次のようにツイートしています。

新入社員が「プライベート重視・仕事はほどほど」傾向になってきてるの、とどのつまり「無駄に頑張っても報酬として還元されない」という経験談が下の世代までバレてしまってきただけなのでは

これに対しては「ほんとこれ」「頑張っても収入が増えるのは稀」と同意する声が多数集まっていました。別のユーザーはこのようにツイート。

頑張って給料増えた話聞いたことないもんね…
提案とかしてもそれが自分に回ってきて仕事増えるだけ(給料は増えない)
誰か辞めたら仕事が増えるけど、辞めた人の分の給料は分散されないで会社の懐

また、「経営者の信頼が失われている」「給料を最低限は出すが評価しないのだから当たり前」といった意見も目立ちました。さらに、ネットで情報が出ていることが影響しているという説も見られました。

今の若い世代はツイッターで情報共有してるから頑張り過ぎるとロクな事にならないのを知ってるんでしょうね。良い仕事をすればするほど辛くなるから程々が一番だと思います。

「社畜になりたい世代なんて今更いない」「仕事人間の老後を見ると思うところがある」といった声もあった若者の「プライベート重視」志向。過重労働によって心身を壊すという話がニュースを賑わすことも多々ある中、労働観が変わっていくのも必然といえるのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/IoryHamon/status/981109613767507968 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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