体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

アーティストもAIと音楽制作する時代!Googleがラズベリーパイで作れるシンセサイザーを公開

機械学習により芸術作品や音楽を作り出すための実験的なGoogleのプロジェクト、「Magenta」がRaspberry Piを活用できるシンセサイザーをリリースした。

「NSynth Super」は、タッチパッドを使って、サンプリングした音にリアルタイムでエフェクトがかけられるKORGのKaoss Padを彷彿とさせるインターフェイスで、音楽好きの方なら触ってみたくなるだろう。

ニューラルネットワークによるミックスで、新たな音を作り出すNSynth Superをご紹介していく。

・新しい音をミックスしリアルタイムで演奏

NSynth Superを使えば、音楽制作ソフトやMIDIキーボードなどから、リアルタイムに音色を変えながら演奏が楽しめる。

たとえば、ベース、エレクトリックピアノ、シタール、グランジベースなど、配置された4つの楽器の音がミックスできるが、タッチパッドの位置によりミックスの割合を、つまみにの操作により音色を変えられる。

サンプリングした音の加工は既存のシンセサイザーにもできるが、NSynth Superでは4つの音をミックスして全く新しい音が作れる点で画期的だ。

・オープンソースで誰にでも利用できる

NSynth Superはオープンソースなので、すべてのコードが利用でき、tindleなどから買えるガワとRaspberry Piを用意すれば誰にでも製作できる。

ただし、プリセット以外の新しい音をミックスする際には、新たにGPUを用いたトレーニングが必要になる。つまり、機械学習のトレーニングに関する知識やリソースが求められることになり、音楽制作への意欲だけでは新しい音を使ったミックスは難しそうだ。

多くのクリエーターがサンプルのものしか利用できないのは、NSynth Superの価値が半減してしまい、やや残念なところ。学習するKaoss Padには大きな需要があると考えられ、より簡単に利用できるAIによる音楽制作環境が出てくることを期待したい。

参照元:GOOGLE BUILDS A SYNTHESIZER WITH NEURAL NETS AND RASPBERRY PIS./Hackaday

NSynth Super

Techableの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。