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出版不況でも読者は増加? 多様化する「漫画文化」の未来

出版不況でも読者は増加? 多様化する「漫画文化」の未来
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。2月26日(月)のオンエアでは、ライター、大坪ケムタさんがゲストに登場。出版不況、違法アップロード問題の先にある「漫画文化の未来」について伺いました。

先日、著書『少年ジャンプが1000円になる日〜出版不況とWeb漫画の台頭〜 』を出版した大坪さん。

タイトルにもある代表的な漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、ピーク時の1995年の653万部から、2016年は222万部と3分の1まで減少、紙の漫画雑誌の売り上げは年々1割近く減少しています。一方で、電子コミックの読者は年々増え、2016年は27%増なので、紙と電子書籍を足すと実は売り上げは若干増えているそうです。

近年問題になっているのが、人気作品が無料で読み放題の違法サイトです。

大坪:違法サイトの月間利用者は約1億人以上と言われています。海外サーバーなので取り締まりが難しく、出版不況の理由の一つになっています。法整備は急務ですが、若い人が無料に慣れて違和感を感じなくなり、大人になってもお金を払うことをしなくなることのほうが問題のような気がします。

そんな中、講談社が3月1日(木)から「コミックDAYS」という、6つの漫画雑誌の定額読み放題サービスをアプリでスタートします。違法サイトをなくすために、合法でインターフェイスがわかりやすい良質なサービスを出版社が始める動きもみられ、大坪さんは「今後、大手出版社による読み放題が主流になるのでは」と語っていました。

最後に、今後の漫画文化についてお聞きしました。

大坪:紙からスマホにメディアが変わってくるのはしょうがない。時代の流れですから。それで『少年ジャンプが1000円になる日』ってタイトルをつけたんですけど、紙はもうプレミアム的な価値を出さないと売れないのかなと思います。たとえば、漫画家を応援したいアイテムとして紙のほうが成立していく、「ファングッズ化」「コレクターグッズ化」が進んでいくのかな、と。

スマホを使った漫画も進化中で、「動きを入れる」「特定の時間だけ読める」「昼と夜で絵が変わる」など、紙でできないことが増え、今後、紙とウェブの漫画表現の住み分けがますます加速しそうです。

さて、次回27日(火)の「MORNING INSIGHT」のコーナーは、バーチャル女子高生Sayaを開発した夫婦ユニット「TELYUKA」が登場。仮想空間でリアルな「ヒト」をつくり出すテクノロジーに迫ります。どうぞお聞き逃しなく!

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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