アカデミー賞候補! トランスジェンダーの女性を描く注目映画『ナチュラルウーマン』

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アカデミー賞候補! トランスジェンダーの女性を描く注目映画『ナチュラルウーマン』
J-WAVEでオンエア中の「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「FEATURE FOCUS」。2月16日(金)オンエアでは、2月24日(土)より劇場公開となる映画『ナチュラルウーマン』で、トランスジェンダーの女性を演じた、ダニエラ・ヴェガさんにお話を伺いました。

ダニエラさんは1989年生まれの28歳。ご自身もトランスジェンダーの歌手です。女性としての意識が目覚めたのは6歳の頃。家族の支持も得られて、性転換を行ったのは14歳ぐらいときだそう。映画『ナチュラルウーマン』は、3月に発表となる第90回アカデミー賞の外国映画部門候補になっている話題作です。

映画の舞台は、チリのサンティアゴ。ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌うトランスジェンダーのマリーナを、ダニエラさんが演じています。マリーナは男性の恋人、オルランドと暮らしていましたが、マリーナの誕生日を祝った夜、オルランドは突如息を引き取ってしまいます。謎の死に、一緒に夜を共にしたマリーナに疑いがかかります。

トランスジェンダーであるがゆえに、心無い差別や尋問を受け、愛した男性の葬儀に出させてもらえないだけでなくオーランドの家族から嫌がらせを受ける……数々の苦難がマリーナを襲います。

そんな理不尽な社会に、真っ向から向き合う女性を演じたダニエラさん。役作りにあたっては、自分でマリーナの人物像を作り上げたそうです。「芸術は無から作るもの」というご自身の考え方から、お手本にした人物はいないそう。

ダニエラ:役作りにあたり、「尊厳」「打たれ強さ」「反骨精神」という3つの柱を立てました。そのおかげで、オーランドの元妻や、彼の子どもからの差別的な態度にしても常に、尊厳をもって自分を信じて立ち向かっていくことができたんです。

ダニエラさんはさらに、映画を観る人に向けて、「共感の限界がどこにあるか、限界があるとすれば広げることができるのか。受け入れらないという感情はどこで生まれるのか、といったことを、一人一人が考えていただければ」と訴えかけました。

海外でも注目の高い同作。みなさんもぜひ、劇場に足を運んでみてください。

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【番組情報】
番組名:「-JK RADIO-TOKYO UNITED」
放送日時:金曜 6時−11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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