施設にお金を使って人を増やさないケースが続出! 『Twitter』に病院関係者からの実態が集まる

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立派な施設を作ったのに、肝心の働く人が集まらないということはどの業界でもありそうですが、病院も例外ではありません。

国際感染症センターの感染症対策専門職である堀成美さん(@narumita)が、「人への投資をケチって、全体うまくいかなくなって皆で沈んでいく」というケースを多く見るというツイートから、さまざまな事例が集まることに。産婦人科医だという『Twitter』ユーザーは、以下のようにツイートしています。

近くの病院が、NICUを5億円で拡張して、二人でがんばってた新生児科医に「もっとがんばれ!」と言った結果、二人とも退職。結局、その施設は使われないままになっています。
がんばっていた、医者に1億円ずつあげた方がずっと良かったのに。
地域医療にも大きな影響がありました。本当にもったいない。

このほかにも、「設備も大事だけど、人に金をかけなきゃ」「手術室を増設したけれど、人を増やさなかったので麻酔科医が集団辞職した」といった反応や事例が寄せられていました。

自身が勤務していた病院が「NICU(新生児集中治療室)は増やすが人は増やさなかった」という別のユーザーは、次のようにツイート。

今の病院でよくあること
1. 業務拡大でパート職員を増員(有資格者は増やさない)
2. しばらくするとパートの「致しません」が発動
3. ナース達も「致しません」
4. 「自分でできることは自分でやって下さい」発動
5. 医者の仕事が増える
6. パートの人件費は払い続ける
雇用で地域貢献したいのかね?

「日本人はとにかく人に金を出さない」という声もあった病院の事例。「医療の現場でもそうなのか」という驚きの声も上がっていましたが、有資格者や能力がある人に充分な報酬と待遇を用意するというのはどの業界でも必要なことなのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/riku2033/status/950238005406572544 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: https://note.com/parsleymood

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