P2P型ISPプラットフォーム「Open Garden」が独自の仮想通貨を発行へ

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米サンフランシスコで2011年に創設された「Open Garden(オープンガーデン)」は、スマートフォンなどのデータ通信端末を“ホットスポット”とし、ユーザー間でインターネットアクセスを共有し合う、分散型ISP(インターネットサービスプロバイダー)。

2018年には、このサービスを通じてインターネットアクセスを開放するユーザーへの報酬として、新たに、独自の仮想通貨を発行する計画だ。

・仮想通貨を介し、ユーザー間でインターネットアクセスを融通し合う

「Open Garden」では、専用スマホアプリをデータ通信端末にインストールすると、“WiFiホットスポット”のように、圏内にいる他のユーザーにインターネットへ接続させることが可能。

インターネットアクセスを共有するタイミングやどのユーザーに共有するかなどは、“ホットスポット”となるユーザーが決定するほか、保有する個人情報やコンテンツには他のユーザーはアクセスできないなど、セキュリティにも配慮されている。

また、「Open Garden」では、2018年初めをめどに、「ERC20」という規格のもとイーサリアム(Ethereum)のプラットフォーム上で動作するトークン「OG」を発行する計画。

「Open Garden」でインターネットを利用したいユーザーは、これを共有してくれるユーザーに「OG」を支払い、「OG」を得たユーザーは、これを使って、他のユーザーが共有するインターネットを利用できる仕組みだ。

・仮想通貨を「Open Garden」への参加のインセンティブに

「Open Garden」は、現在、Androidアプリとしてリリースされており、iOS版も近々公開される予定。

「Open Garden」では、この新たな仮想通貨の導入によって、より多くのユーザーをこのサービスに参加させ、ユーザー間で支え合う“P2P型のISP”に向けて、さらに進化していきたい考えだ。(文 松岡由希子)

Open Garden

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