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水平対向4気筒の名機「EJ20」搭載のスバル Sシリーズは、買えるうちに買っておけ!

▲EV/FCVの時代が来る前にぜひ味わっておきたい名作エンジンのひとつ、スバルの2L水平対向4気筒「EJ20」。そのなかでもトップレンジのモデルに絞り、その魅力と狙い目を考えてみたい

▲EV/FCVの時代が来る前にぜひ味わっておきたい名作エンジンのひとつ、スバルの2L水平対向4気筒「EJ20」。そのなかでもトップレンジのモデルに絞り、その魅力と狙い目を考えてみたい

ざっくり「名機EJ20」と言われるが、その内容は搭載車種により様々

近い将来、否応なしに(たぶん)やって来るEVまたはFCV(燃料電池車)+自動運転という交通環境。筆者にはそれがいつ、どのようにやって来るかの正確な予想はできない。

しかしガソリンエンジンを、いや、そのなかでも特に「名機」と呼ばれた内燃機関を思う存分に堪能できる残り時間は、さほど長くはないだろうことは想像に難くない。

なぜならば、古典派な自動車愛好家の琴線に触れる名機の多くは最近のエココンシャスなガソリンエンジンと違い、比較的大量のガソリンを消費し、比較的濃いめガスを必然的に排出するからだ。

残念ではあるが、社会がそれを本気で許さなくなった際に、古典派のエンジン愛好家が社会に対して言える有効な反対意見の種類はさほど多くないだろう。

ということで、まだまださほど焦る必要はないはずだが、それでもある程度は急いでやっておきたい行動がある。そのひとつが「乗れるうちに、名作内燃機関の味わいを存分に楽しんでおく」ということだ。

▲ツルンとした形状のEVまたはFCVが自動運転で走り回る時代が到来する前に、魂とガソリンとが激しく燃える硬派なガソリンエンジン搭載車の味わいを存分に楽しんでおきたい……と考えてもバチは当たるまい

▲ツルンとした形状のEVまたはFCVが自動運転で走り回る時代が到来する前に、魂とガソリンとが激しく燃える硬派なガソリンエンジン搭載車の味わいを存分に楽しんでおきたい……と考えてもバチは当たるまい

いつになるかはさておき、前述のとおり時代がそれを許さなくなる可能性は大きい。それ以前に、そういった名作エンジンを搭載した中古車の流通量そのものが日に日に減少していくだろう。

「時代はまだそれを許しているけれど、肝心のモノがなくなっちゃいました」というマヌケな状況も大いに考えられるのだ。

そしてそういった「名作エンジン」について考えるとき、必ずと言っていいほど人々の口に上るのが「EJ20」という4文字。

かつては富士重工業と名乗っていたSUBARUが古くから製造している、排気量2Lの水平対向4気筒エンジンである。

ただし、EJ20なら何でもかんでも名機扱いするのも少々違うだろう。ひと言でEJ20型エンジンといっても、初代レガシィ用から現行WRX STI用まで28年間もの長きにわたって作られており、人気のターボ以外にNA(自然吸気)もある。

また同じターボでもMT用とAT用、あるいはSUVのフォレスター用など、搭載車種ごとに出力特性も大きく異っている。

その中のどれをEJ20内の「名機オブ名機」と考えるかは人それぞれだろう。

ここでは一般的に人気の高い「ターボのMT車に搭載されたEJ20」こそを「今のうちに堪能しておくべき名作エンジン」と定義し、それに絞って話を進めたい。

▲89年の初代レガシィから現在に至るまで、様々な改良を受けながら製造され続けているスバルの2L水平対向4気筒エンジン「EJ20」。写真は01年式インプレッサSTIのターボチャージャー付きEJ20

▲89年の初代レガシィから現在に至るまで、様々な改良を受けながら製造され続けているスバルの2L水平対向4気筒エンジン「EJ20」。写真は01年式インプレッサSTIのターボチャージャー付きEJ20

「設計年次が古いからこそ大いに魅力的」という逆説

さて、EJ20エンジンの魅力には、低重心で高剛性、全長がコンパクトであるなどの「水平対向エンジンそのものが持つ優位性」がまずはある。

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