「死んだ娘が電話に出るんですか」18歳無免許事故 亀岡署が加害者側に被害者10人の電話番号を教えていた もちろん無断で
4月23日8時頃起きた18歳少年による無免許運転事故。京都府亀岡市の府道を登校中の小学生らに車が突っ込み死傷者が出る惨事となった。この事件で妊娠中の女性と小学生が亡くなった。
そしてこの事故後に亀岡署は加害者側に被害者の電話番号を無断で教えていたという事実がわかった。中には亡くなった女性の電話番号も含まれており、女性の父親は「死んだ娘の携帯番号を教えて死んだ娘が電話に出るんですか」とコメントしている。
警察側は少年の父親が「遺族に謝罪したい」と申し出たため、無断で携帯電話番号を教えたという。
捜査で知ったこれらの個人情報を教えてしまった今回の警察の対応は捜査情報の漏洩であり、法に反する行為である可能性が高い。そもそも被害者側は口も聞きたくない心境である可能性も高い。亀岡署は今回の問題に関し「配慮が足りなかった」と謝罪している。
ネットでは「こういったことは今後は間に弁護士を入れてするべきだ」という書き込みもされているだけでなく「加害者優遇されすぎだろ」「加害者側に住所特定される恐怖とかまったく考慮してない」と警察を批難する声が挙がっている。
警察の情報漏洩に反対する署名
捜査で得た情報を不適切に扱う警察に対し、以前より「警察の情報漏洩に反対する署名」が行われ、現在も継続して署名集めがおこなわれている。
この署名は、警視庁に対し調査と関連する情報の公開を求めるとともに、このようなことが情報漏洩が再発しないように適正な情報の公開(オープン化)を求める内容の署名です。
賛同される方は「請願主文」を印刷し、賛同者の欄に自筆でお名前と住所をお書きいただいた上で集約先へ郵送お願いいたします。集まった署名は内閣総理大臣へ提出予定。
※画像はJNNより引用。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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