予約半年待ち?一度は食べたい「羽根木の羽根付き餃子」を家焼きするコツ

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おいしい餃子を家で食べたい!

でも、やっぱりお店で焼いてもらったほうがおいしいんだよね……と普通は思いますよね。

世田谷梅ヶ丘にお取り寄せ半年待ちの餃子店があり、しかもその餃子は誰が焼いてもきれいに羽根付きで焼けるらしい、という噂があるんです。

しかも、餃子自体ちょっと普通のものとは違うらしいのです。

それは聞き捨てならない!と思った私は、今回その羽根木餃子にうかがってその餃子のおいしさの秘密と焼き方のコツを教えてもらってきました。

羽根木餃子って、ほかの餃子とどう違うの?

なぜ羽根木餃子はそんなに人気店なのか。まずはそこから探っていきたいと思います。

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まずは厨房へ。全部手作りしています!

餃子の皮もこちらで毎日作っています。

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▲あんとのバランスを考えて少し塩をきかせています

そして、一番の特徴はそのあん。

肉はひき肉ではなく、ゴロリとした食感が残る豚肩ロース。自家製の塩麹やごま油などで下味をつけています。

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しかもこの豚肩ロースはイタリア産で、生ハムにも使われる新鮮なものです。

この時点でもう、すごいですよね。

ちなみに羽根木餃子にはいろんな種類の餃子がありますが、野菜餃子以外の全ての餃子でこの肉を味わうことができます。

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作った餃子はすぐに冷凍するので保存料もなし。

大きさは普通の餃子よりかなり大きいので、1パックの5個でもけっこうな食べ応えがあります。

焼き方のコツ

では、早速店主の島村竜也さんから直々に教わった焼き方のコツを伝授いたします。

この先、大事な焼き方のコツ、5つ出てきますよ。

まず、お取り寄せしますと餃子は冷凍の状態で届きます。

そして、特製ブレンドの羽根用の粉も付いてきます。

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▲粉は独自の配合で薄力粉、強力粉、餅粉などをブレンド。この粉が、おいしい羽根を作ってくれます

まずは焼く前に、

コツその1、ごま油をひいて熱したフライパンに餃子を凍ったまま並べること。

コツその2、テフロン加工の安いフライパンを使う。

これならハードルが低くてひと安心です。

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中火でしばらく焼いてキツネ色になってきたら、羽根用の粉小さじ1を200ccの水で溶いたものを入れます。

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コツその3、個数に関係なく羽根用の粉を溶いた水200cc全部入れること。

一般的な家庭で使う直径26cmのフライパンを使っているのなら、羽根用の粉を溶いた水200cc全部入れる方がきれいに羽根ができます。5個だけ焼くとしても、200cc入れて大丈夫です。目安は餃子の高さの3分の1ぐらまで。

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このあと、ふたをして中火で7〜8分焼きます。

コツその4、焼いてふたを開けたら、ごま油を風味づけに少しまわしかけること。

このごま油が羽根をパリッとさせてくれるのだそうですので、けっこう重要ポイント。

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お、いい感じに羽根ができてきていますね。

あとは、フライパンと餃子の間に箸をいれてゆすって剥がしていきます。

そして最後、にフライパンにお皿を乗せてひっくり返します。

コツその5、フライパンより一回り小さめのお皿を使うこと。

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向こうが透けて見えるような繊細な羽根付き餃子、完成です!

やはりこの肉はただものではない

実は羽根木餃子には焼きたてを食べさせてもらえる、カウンター7席のみ限定の貴重なイートインスペースがあります。

イートインの場合はハイボール(400円)や瓶ビール(580円)などの飲み物や、大根の甘酢付け(200円)、もやしナムル(200円)などのサイドメニューも頼めるので、かなりいい感じの1人宴会を開くことができます。定食にしたい方にはスープ付きご飯セット(普通盛り 250円)もありますよ。

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きつね色の餃子とそれをとりかこむ野菜たち。ああ、なんてぜいたくな眺めなのでしょう。

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そして、パリパリの皮に箸を入れて餃子を剥がすと、いい感じに羽根つき!

では、さっそく一番人気でベーシックな羽根木餃子(600円)をいただきます。

まず羽根のパリッとしているけど口の中でほろほろとくずれる繊細な食感。ほどよい皮のモチモチ感、そして最後にくる肉の食感がすごいインパクト。

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▲こんなにも、「肉」を感じる餃子が、これまでにあっただろうか……!

玉ねぎ、キャベツの脇役がいい感じに甘さとまろやかさをプラスして、パクチーがニラほど強烈ではなくほどよいアクセントで肉を引き立たせています。

うむ。これはもう、餃子であって餃子を超えたものかもしれない。

あと、肉汁もすごいのでこぼさないように要注意です。

皮にも味がついているので何もつけなくても十分おいしいのですが、1人前の5個を食べるなら酢胡椒、酢醤油などいろんなタレのバリエーションで食べてみるのも変化があって楽しいと思います。

他にも、ゴロゴロ肉とトマトの酸味が以外と合うとまと餃子(700円)。

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▲これは酢胡椒で食べたらワインにも合いそう

肉に合わないわけがない、と食べる前からわかる濃厚カレーチーズ餃子(700円)。

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▲カレールーに絡まるゴロゴロ肉!

そして、勇気ある人にぜひ試してみて欲しいのが、あんの半分ぐらいにんにくなんじゃないの? と思われるにんにく餃子(700円)。

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▲翌日重要なアポイントがなく、かつにんにく大好きな人にのみすすめます。いやほんとに強烈なんです。でもおいしい……

ご紹介した以外にも、お取り寄せの場合は約10種から選ぶことができます。

さらにお店では、例えば紅生姜餃子だったり、いいエビが入ったから、とエビグラタン餃子などその時々でさらにメニューが追加されています。

本当に半年待つの?

こんなにおいしそうなのに。

すぐ食べたいのに。

本当に半年待ちなのでしょうか。

という質問に対しては、ひとつひとつ手作りのため、注文が殺到してしまうとどうしても時間がかかるのだけど、そうでもない時もあるとのこと。

1週間ぐらいで届けられることもあれば、半年待ちになることもあり、それは生産量が少ないためどうしてもコントロールできない部分なのだそうです。

だから、まず半年待ちだから、とあきらめないで注文や問い合わせをしてみることをおすすめします。

また、店頭でのテイクアウトに関しては、数が別にとってあるので常に購入できるとのこと。可能な方はお店に直接買いに来てしまうのがベスト、ということですね。

店主の島村さんとお母さんの敏子さんがふたりで営む羽根木餃子は、たくさん売るために機械化したり工場に発注したりしない、と決めて味にこだわりをもって作っている餃子です。

スーパーのものより少し高くて届くまで待つとしても、きっと食べてみる価値はあると思いますよ。

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お店情報

羽根木餃子 梅ヶ丘本店

住所:東京都世田谷区梅丘1-10-9

電話番号:070-6638-0295

営業時間:

◎イートイン=18:00〜21:00、ランチは土曜日・日曜日・祝日のみ12:00〜15:00

◎テイクアウト=11:00〜16:00

定休日:水曜日

ウェブサイト:羽根木餃子

※この記事は2017年6月の情報です。

※金額はすべて消費税込です。

※餃子の価格はお取り寄せ、焼かない状態のテイクアウトの価格です。店内で食べる場合は焼き代として50円プラスになります。1人前の餃子は5個入りです。

書いた人:ゆきちゃめゴン

ゆきちゃめゴン

食べることばかり考えています。弱いのにお酒も好きです。ふだんはエディトリアル系を中心にDTPデザイナー。東京の下北沢?渋谷あたりで生きています。万年ダイエッターでしたが、最近痩せることをあきらめました。Small Happy Thingsというサイトにも参加中。 ウェブサイト:Small Happy Things 小さな幸せについて考えるサイト

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