昔とは違う現代の「お見合い」事情

access_time create folder政治・経済・社会
昔とは違う現代の「お見合い」事情

最新のお見合い事情

結婚したいと考えている方にとっての婚活ですが、最近ではどのような形のものが流行りなのでしょうか。

まずは、「お見合い」の最新事情をご紹介します。今、行われている1対1のお見合いについてですが、だいたい次のような形で行われています。
お相手は検索システムを利用して、自分で選ぶ
会いたいお相手との交渉は仲人が代理で行う
日時、場所の設定は仲人が設定するので、お互いの連絡先を交換する必要がない
お見合いの場所はホテルのロビーラウンジで、時間は1時間~1時間半程度
お返事は翌日までに仲人を通して行い、気に入らなければお断りすればいい
お互いが交際希望をしてから連絡先を交換する
交際中もお見合いができる
交際半年以内(3か月が規定の場合も)で成婚するか結論をだす

「お見合い」は、現代のライフスタイルに合わせて劇的に変化しています。時間と費用がかかり、人のしがらみを気にしなければならない「古典的なお見合い」は昔の話になりました。

現代の「お見合い」は、条件の合ったお相手と効率的に出会うシステムです。休日に限らず、仕事帰りにセッティングすることも可能で、その気になれば、1日に複数人とお見合いをすることもできます。

先日は、1日に5人とお見合いをしたタフな女性もいました。また、2人、3人とお見合いをした後、交際中の人とデートの約束を入れるなど、うまくスケジュールを組み、新たに出会いながら、交際をすすめています。

交際中でも見合いをすることに罪悪感を抱く必要はありません。お互いが時間のない中で効率的に結婚相手を見つけるのですから、そういうシステムであることを理解した上で、利用すればいいでしょう。

お見合いと婚活パーティーとの違い

さて、各地で行われている婚活パーティー。気軽に参加しやすいですね。婚活パーティーとお見合いとの決定的な違いは、参加する側の意識にあります。

婚活パーティーに参加する目的は、「ひとまず彼氏、彼女を見つけること。」そこから時間をかけた交際を経て結婚を期待するというものです。

出会いの数は増やせますが、「結婚」を意識せず参加されている方もいるので、交際になっても成婚までは時間がかかったり、そもそも成婚に至りにくいようです。

一方、お見合いは、「結婚する相手」を見つけるという意識での活動になります。交際の先に「結婚」がないと思えば、早めに交際を終了して、次の出会いに期待します。お見合いのスタイルがカジュアルになった現代でも、「結婚」を目的とした出会いであることに変わりはありません。

「結婚したい」あなたにとって、婚活の方法は重要です。

「何度婚活パーティーに参加をしても、うまくいかない…」のなら、意識がズレているのかもしれません。「結婚相手」として探すなら、「結婚」を意識して活動をしている人との出会い数を増やせるところに参加してみましょう。

一時は劇的に減ったお見合い結婚ですが、スタイルを変化させ、その数は徐々に増加しています。そして、お見合いをサポートする「仲人」の「ご縁をつなぎたい」という気持ちは大昔と何も変わらず婚活者に寄り添っています。

「お見合い」で出会い、そこから恋愛が始まり成婚に至る。堅苦しさがなくなり、効率的になりつつ「結婚」に対して真剣に出会えるお見合いを、もっとたくさんの人に体験してもらいたいと思います。

(吉田 明子/仲人士)

関連記事リンク(外部サイト)

お金を使わなくなった若い世代が将来直面する問題と今からすべきこと
二度目の結婚は幸せになれるか?再婚時に注意するべきこと
「熟年離婚」が止まらない?熟年してからあえて別れる理由

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 昔とは違う現代の「お見合い」事情
access_time create folder政治・経済・社会
local_offer
JIJICO

JIJICO

最新の気になる時事問題を独自の視点で徹底解説するWEBメディア「JIJICO」。各分野の専門家が、時事問題について解説したり、暮らしに役立つお役立ち情報を発信していきます。

ウェブサイト: https://mbp-japan.com/jijico/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。