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東海道線架線事故現場ツイートにもリプライが殺到! 新聞社・テレビ局が『Twitter』ユーザーに使用許可を求める理由は?

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2017年7月26日夜にJR西日本の東海道本線(琵琶湖線)の瀬田駅付近で架線が切れるトラブルが発生。翌日27日始発から7時30分ごろまで運転を見合わせる事態となりました。

この事故を、ある『Twitter』ユーザーが瀬田駅ホームで架線が火花を上げる様子を撮影して投稿し、テレビ局や新聞社の映像使用許可が殺到していました.


瀬田駅花火

テレビ局・新聞社の依頼に対してこのユーザーは沈黙。さらに別の『Twitter』ユーザーたちが「だめです」と返答していくというカオスな展開が見られました。ネットユーザーの「マスコミ嫌い」が表面化した一件といえそうです。

このように各メディアがユーザーに使用許可を求める理由としては、『Twitter』社の利用規約があります。ここでは「ユーザーの権利」として以下のように規定しています。

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して、自ら送信、投稿、または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーは、 本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿、表示することをもって、媒体または配布方法 (既知のまたは今後開発されるもの) を問わず、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配布するための、世界的な非排他的ライセンスを (サブライセンスを許諾する権利と共に) 当社に対して無償で許諾するものとします。

ユーザーは、このライセンスに、Twitterが本サービスを提供、宣伝および向上させるための権利が含まれること、ならびにコンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提として、本サービスに対しまたは本サービスを介して送信したコンテンツを、他の媒体やサービスで配給、配信、配布または公表することを目的として、当社のパートナーとなっている他の会社、組織または個人に対して提供する権利が含まれることに、同意したものとします。

つまり、『Twitter』で公開したものは同時にその著作物の使用に関してTwitter社が使うことをユーザーが認めたということになるわけですが、もうひとつ「コンテンツおよび本サービスの利用に対する制限」という項目で以下のように求められています。

TwitterサービスまたはTwitterサービス上のコンテンツの複製、修正、これに基づいた二次的著作物の作成、配布、販売、移転、公表、実演、送信、または他の形での使用を望む場合には、Twitterサービス、本規約またはdev.twitter.comの定めにより認められる場合を除いて、Twitter APIを使用しなければなりません。

つまり、『Twitter』の「サイトに埋め込む」で生成されるコードを使わない場合、テレビ局で放送や新聞紙面での利用は「二次的著作物の作成、配布、販売、移転、公表、実演、送信」として、APIを使うことができないため、著作権者=ユーザーに使用許可を求める必要が生まれます。そのため、事件画像・動画を撮影したユーザーに、各メディアからリプライで連絡が行くという事態が頻発することが後を絶たない状況になっているといえるでしょう。

ただ、前述のようにツイートはTwitter社が自由に使うことが認められ、「サイトに埋め込む」ことは誰にでも配布されるということを、ユーザーは念頭に置いておいた方が無難です。「引用・転載されたくない」という場合は、鍵つきのアカウントにするか、そもそも「つぶやかない」というリテラシーが必要不可欠といえるのではないでしょうか。

サービス利用規約(Twitter)
https://twitter.com/tos?lang=ja [リンク]

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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