“緑の壁”で街の空気をキレイに! IoTとエコ発電を活用したドイツ生まれの「CityTree」が画期的
年間240トンの二酸化炭素を酸素に変えるという機能性、内蔵するセンサーで状態を管理できるというハイテクさ、そしてベンチやWi-Fiなどを備えて市民に快適な憩いの場を提供するというデザイン性と、画期的な街の空気清浄機だ。
・ 樹木275本分に相当
“緑の壁”は高さ約3.7メートルで、両面に苔が植えられている。この苔が二酸化炭素や窒素酸化物を酸素に変えると同時に周囲の温度を下げる働きをする。空気清浄の機能はというと、樹木275本分に相当。CityTreeの床面積は3.5平方メートルと小さく、かなり効率的に空気をきれいにする。
・水やりは全自動
また、IoT技術が取り入れられているのもCityTreeの特徴。苔がきちんと育つために必要な天気情報などを内蔵センサーが収集し、適度に保たれるよう遠隔から操作される。
加えて、水やりや施肥も全自動。内蔵タンクからいきわたるシステムで、壁のメンテナンスにかかる時間は年間わずか数時間という。環境先進国のドイツだけあって、CityTree維持に必要な電気が太陽光で賄われる点も気が利いている。
・都会のオアシスに
市民が憩えるよう、CityTreeにはベンチが取り付けられている。また、Wi-Fiスポット機能や、電気自転車の充電機能を搭載することも可能とのこと。
テクノロジーを使って環境と社会をもっとよくするために考案されたこの緑の壁、都会のオアシスとなりそうだ。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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