『グラソー ビタミンウォーター×蜷川実花』新グラフィック撮影現場で斎藤工にインタビュー 「赤は“LIVE”を感じる」

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『グラソー ビタミンウォーター×蜷川実花』新グラフィック撮影現場で斎藤工にインタビュー 「赤は“LIVE”を感じる」

この春「自然ってカラフル。グラソーもカラフル。」をタグライン(※)に、写真家の蜷川実花さんが新グラフィックを手がける『グラソー ビタミンウォーター』。ガジェット通信は、『power-c』を表現する斎藤工さんの撮影現場にお邪魔しました。前回の蜷川さんインタビューに続き、今回は蜷川さんの撮影現場レポートと、斎藤工さんのインタビューをお届けします。
※タグラインは、企業やブランドのコンセプトや主張を分かりやすく伝えるためのスローガンやキャッチフレーズのこと。

蜷川さんの撮影風景

今回の新グラフィックは、斎藤工さん、くみっきーさん、KOuKAさん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、窪塚洋介さんをモデルに起用。全国の屋外広告に個性的な5名がそれぞれのフレーバーをイメージしたカラーで「自然ってカラフル。グラソーもカラフル。」を表現します。

基本的にはカメラマンの蜷川さんとモデルによる1対1のスチール撮影なのですが、現場のスタジオには50名はいるかと思われるスタッフの姿が。美術、スタイリスト、照明など多くの裏方が作品づくりに参加していることに驚きました。

赤と白色の照明

撮影はまだ肌寒い3月に行われましたが、スタジオ内はガンガンに照り付ける照明とスタッフの熱気ですごい暑さ! 「情熱とエネルギーを表現する」という『power-c』グラフィックのコンセプトにぴったりな現場の雰囲気です。

シンプルなセット

セットは『power-c』のテーマカラーとなる赤の背景に、赤と黒の市松模様のタイルが床に貼られたシンプルなもの。赤いバラの花びらがちりばめられています。これが蜷川さんの撮影によりどんな世界観を表現しているのかは、実際に屋外広告で確認してみてください。

撮影の合間に、『power-c』のモデルを務める斎藤工さんにお話を伺うことができました。

斎藤工さんインタビュー(聞き手:藤本エリ)

撮影の合間にインタビューに答えていただきました

――今回蜷川さんの撮影に参加されてみていかがでしたか?

斎藤工(以下、斎藤):蜷川さんが監督する映画『ヘルタースケルター』に一瞬出させていただいて、そこで初めてお会いしたんですね。まだひと月経ってないんですけど、今日で二度目なんですよ。もともと実花さんのファンで、写真集を何冊も持っていたりして、芸術家として好きなんです。

この「赤」のイメージは自分の中にない一面だったんですよ。だから「見抜かれてるな」って思って。自分は普段赤なんて着ないし、持ってないし、赤を着ている自分なんて想像できなかったんですけど、1枚目のテストを見てそれが答えだったんですよ。素材として僕をどう活かせば良いのか分かっている感じで脱帽ですね。まだビックリしています。

――このセットの世界観も素晴らしいですよね。

斎藤:有名な監督さん、巨匠ってそうなんですけど現場であれこれいじらないんですよ。キャスティングした段階で演出が終わっているというか。このセットで僕を素材に、この色味で撮影するっていうのが実花さんの中でもうでき上がっているんだなっていう。感覚として僕らより先にいる人なんだなって強く思いました。

「芸術を表現する人間でいたい」

大きく言ったら芸能の世界なんだけど、実花さんは確実に芸術畑の人で。僕なんかも現場によって動き方も違うし、もちろん現場によってはもっと芸能寄りの動きをしないといけない時もあるし、しているんだけど、そういう人間の芸術面を引き出してくれる人なので、役者さんやタレントさんが実花さんの写真で全く違う印象になるのだと思います。

――斎藤さんもいつもとは違う表情をみせていますね。

斎藤:だから実花さんは芸術に変換する天才ですね。自分もその中にいることを誇りに思います。遺影じゃないけど(笑)、そのくらいのレベルで今回の写真は大切にしたいです。自分も“芸能人”として生きるんじゃなくて、芸術を表現する人間でいたいと思えました。

――では撮影で苦労したところは全くない?

「自分に似合う色は自分で判断しちゃいけないのかもしれない」

斎藤:何もなかったですね。ここに来るまでは色々思うところもあって「赤ですか」と思って、自宅で着てみようかと赤のアイテムを探したけど何もなくて(笑)。でも自分に似合うものなんて、本当に自分では分からないんだなって思いました。自分の好きな色を着るっていうのは当然だと思うんですけど、もしかしたら自分に似合う色は自分で判断しちゃいけないのかもしれない。

――実は自分には赤が合っていたんだと。

斎藤:血液じゃないですけど、「あなたの中には赤があるんですよ」って言われた気がしましたね。僕にとって赤って「生きている色」のイメージで、血の描写って残酷でもあるけど、自分は“LIVE”を感じるんですよね。そういうことを再認識しました。そう思わせるのが実花さんのパワーですね。

――自分でも気付かない部分を撮影で発見したわけですね。

今後プライベートでも赤を着る?

斎藤:今後プライベートで赤を着るんじゃないかって思うくらい。僕今年で30歳なんですけど、年々自分の得意パターンで過ごそうとしてしまっているけど、そうじゃなくて、恥をかくことを恐れずに開かないと、どんどん狭くなる一方だなって思いました。

今回、僕の他にキャスティングされた4人の方達も、自分をガードしていない、ひらいている、そんな印象なんですよ。本当にその人にしかない色を分かっている人達だなって思うので、僕の作品以上に皆さんのコラボレーションを楽しみにしています。

――私も作品の完成をとても楽しみにしています。どうもありがとうございました。

斎藤さんと蜷川さん

『power-c』を飲んだ感想を尋ねたところ、「味と量が丁度良く凄く好きで、日本に上陸前から海外で愛飲してました。合成着色料を使ってない事を知って、もはや嫌う要素がまったくなくなった」という斎藤さん。これまで自分自身のイメージにはなかったという赤の衣装をまとい、パワフルかつスタイリッシュに「自然ってカラフル。グラソーもカラフル。」を表現しています。次回は、斎藤さんの『power-c』を含む屋外広告の新グラフィックの掲出場所で現地レポートをお届けします。

グラソー オフィシャルサイト
http://glaceau.jp/

前回の記事はこちら:
『グラソー ビタミンウォーター』新グラフィックを手がける蜷川実花の撮影現場に潜入! 「自然って意外なほどカラフル」
https://getnews.jp/archives/176360[リンク]

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shnsk

宮原俊介(編集主幹) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長を務める。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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