パックンが語る「世界で通用するコミュ力の磨き方」

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パックンが語る「世界で通用するコミュ力の磨き方」
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。6月19日(月)のオンエアでは、“パックン”でお馴染みパトリック・ハーランさんをお迎えして、「世界に通じる子育て術」についてお話を伺いました。

朝から動画で踊りまくっている別所を「世の中年男性の希望! 励まされますね。たいして踊れないところがいい。ちょうどいい踊れなさ!」と微妙に褒め讃えるパックン(笑)。パックンは、米コロラド州出身でハーバード大学を卒業、1993年に来日、お笑いコンビ「パックンマックン」として活動しながら、東京工業大学で非常勤講師を務めるなど多彩な活動を続けています。

来日から25周年ということで、人生の半分以上を日本で過ごしているというパックンですが、そんなパックンが子育てについて執筆した『パックンの「伝え方・話し方」の教科書 世界に通じる子を育てる』は、日本の教育制度のよいところ「人の話をよく聞く」「人を気遣う」などに対して「発信力が足りない」と感じ、親の立場からそこを埋めようと思い書いた本なのだそうです。

日本とアメリカの教育の違いについてパックンは、「日本の学校は『余計なところでしゃべるな』のように、発言するときは手順を踏まないといけないところがある。全部マニュアル通りになっていて、一方でアメリカの学校では、自由度やオリジナリティが求められ、伝え方を工夫するというのが課題」だといいます。

パックンが提案する話し方の世界のマニュアル、コミュニケーションに大切な「ハーバード流話術」のひとつが「エトス」「パトス」「ロゴス」です。エトスは人格で訴えかける説得力、パトスは相手の感情に訴えかける要素、ロゴスは言葉の力、まとめる力、オチの持って行き方、韻を踏むなど。

「例えばトランプ大統領が行った、パリ協定離脱の時の『パリよりピッツバーグ!』というスピーチは、韻を踏んでいて表現のロゴス度が高いんです。ただ、ロゴス度は高いけどエトス度(人格)が低くてダメなんです(笑)」(パックン)。この3つを揃えるのが理想ですが、やはり最後は「エトス=人格を磨くことが大事」だそうです。

最後にパックンに「質問の仕方で実践できること」を聞くと、「質問を弾ませたいならイエス・ノーで答えられない質問がいい」とのこと。常に、なぜ? どうやって? どういうのが好き? など、ストーリーが答えに含まれてくるような聞き方は、ビジネスマンの世界でも重要と語っていました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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