ゲーム業界に第二の黒船がやってくる? コンシューマ機からPCへプラットフォームを乗り換えるメーカーも

access_time create folderゲーム

マイクロソフトのゲームハード『Xbox』の登場でゲーム業界に黒船が登場かと言われていたが、そのマーケティング活動は著しく乏しく、後継機種の『Xbox 360』でも同様に国内では芳しい売れ行きを見せることができなかった。国内は『Wii』と『Play Station 3』にシェアを奪われ『Xbox 360』は一桁というシェアの狭さである。

そんな日本に第二の黒船が登場しようとしている。それはValve(バルブ)社が開発を進めているゲームハード『Steam Box(開発名)』である。ウワサ段階のスペックはCorei7、8GBのメモリー、NVIDIA製のGPUとかなりハイスペックな物が用意されているようだ。まんまパソコンを『Steam(スチーム)』限定にした仕様なのだろうか。

1月にはパートナー限定にミーティングが行われたとしているが、それ以降国内メーカーも『Steam』でのリリースを明らかにするメーカーが増えている。日本ファルコムの『イース』シリーズ『イース:フェルガナの誓い』が14.99ドルでリリースされる。また『Xbox 360』でマイクロソフトより発売された『アランウェイク』も『Steam』から日本語対応となり発売された。この作品の権利はマイクロソフトではなく、デベロッパーのRemedy Entertainmentが保有していたため『Xbox 360』以外のプラットフォームでのリリースが可能となった。

そのほかセガもPCゲームのリリースを発表し、そのいくつかが『Steam』でリリースされるのではないかとウワサされている。いわゆるファーストメーカー以外のサードパーティーは、『Steam』で売った方が世界的に販売できるとにらんだのだろう。

既存のゲーム機のように特別な開発キットを必要とせず、DirectXや3Dレンダリングエンジン(UnrealやSauceエンジン)を使えさえすれば誰でも『Steam』のパートナーになれるのが魅力だ。もちろんライセンス料は無料。アップルの『AppStore』の現象に似ているが、ゲームも『Steam』に集約されてしまうのだろうか?

携帯電話、ゲーム業界ともに黒船に制されてしまうのだろうか……。

任天堂が海外のオンラインゲーム販売コンテンツプロバイダと提携との噂? 『Steam』かそれとも……

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

  1. HOME
  2. ゲーム
  3. ゲーム業界に第二の黒船がやってくる? コンシューマ機からPCへプラットフォームを乗り換えるメーカーも
access_time create folderゲーム

ソル

  ネタのタレコミや情報提供は下記ウェブサイトからお願いします

ウェブサイト: http://getnews.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。