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【TABIZINE自由研究部】地元の町に外国人観光客を集める方法 その3

【TABIZINE自由研究部】調べる、考える、まとめる、伝える。
夏休みの自由研究のように、心惹かれることについて、じっくり調べてみる。考えて、試行錯誤し、また考えて、まとめて、発表する。TABIZINEにもそんな場がほしいと思い【TABIZINE自由研究部】を発足しました。部員ライターそれぞれが興味あるテーマについて自由に不定期連載します。

今回は、TABIZINEライター、坂本正敬の自由研究「地元の町に外国人観光客を集める方法」をお届けいたします。

TABIZINE自由研究部「地元の町に外国人観光客を集める方法」の第3回になります。

無料で一流講師陣による授業をオンライン受講できるサービス『gacco』の講座「文化財を活用した観光拠点形成」をテキストに、自分の町に外国人観光客を呼ぶ方法を考えるこの連載。

毎日が外国旅行気分!?TABIZINE自由研究部【地元の町に外国人観光客を集める方法】その3
前回までは自分の暮らす町にあるお寺や庭園、建造物、食、お祭りなどの文化財を中心に、世界から観光客を集める際の注意点を紹介しました。

3回目の今回は実際に地元にある魅力的な文化財を、どのように磨いて伝えていけばいいのか、その基本的な考え方を学びたいと思います。

毎日が外国旅行気分!?TABIZINE自由研究部【地元の町に外国人観光客を集める方法】その3

そもそも観光ってなに?

毎日が外国旅行気分!?TABIZINE自由研究部【地元の町に外国人観光客を集める方法】その3
自由研究部では、地元の町に海外からの観光客を集めようと研究をスタートしましたが、そもそも観光とは何なのでしょうか?

「文化財を活用した観光拠点形成」の講義を担当する講師の一人、日本観光振興協会の丁野朗さんによれば、“物語を消費する、経験を消費する行為”こそ観光だと言います。

なるほど言われてみると、四国のお遍路などは、まさに物語を消費する、経験を消費する分かりやすい例ですよね。

毎日が外国旅行気分!?TABIZINE自由研究部【地元の町に外国人観光客を集める方法】その3

筆者は先日、取材でオランダに出かけてきました。オランダは「神ではなく人が作った」と言われています。海面より低い土地から水をかき出す動力として風車を回し、その水を運河に流して海に運び出すという、日本では考えられない国土作りをしてきた歴史を持つ国家。

その干拓地を眺めたり、海をせき止める堤防を歩いたり、あるいは運河沿いを歩いたり、シンボルともいえる風車を見上げたりする瞬間、オランダ人の歴史を追体験するよう感動があり、身震いした覚えがあります。

毎日が外国旅行気分!?TABIZINE自由研究部【地元の町に外国人観光客を集める方法】その3
そうした類を見ない物語や歴史は、どこの土地にも何かしらの形で存在しているはず。気候が違い地形が違い、風土が違えばそれぞれに異なる歴史や物語を持っているはずです。

観光が物語の消費である以上、地元にある文化財から特有の歴史や物語を引っ張り上げ、磨き込んで、世界から来る観光客に丸ごと体験してもらう・・・、その一連の作業こそが、地元に人を呼ぶプロセスの土台になると、覚えておく必要がありそうです。

後付けの物語では駄目

毎日が外国旅行気分!?TABIZINE自由研究部【地元の町に外国人観光客を集める方法】その3
この「物語づくり」という言葉、商品開発やPRのシーンでよく耳にします。

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