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「情報で世界は変わるのか」 ニコ生初登場・池上彰×津田大介 in ニコファーレ 全文(前編)

ジャーナリストの池上彰氏とメディア・アクティビストの津田大介氏

 近年、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアの普及により、個人での「情報」の発信や共有をする動きが急激に速まっている。中東・北アフリカの一部では、ソーシャルメディアを使った情報発信をきっかけとした反政府デモが拡大し、長期政権の崩壊まで起きている。果たして情報は世界を変えたのか――。

 ニュースをわかりやすく解説することに定評のあるジャーナリストの池上彰氏と、メディア・アクティビストの津田大介氏が2012年3月10日夜、東京・六本木にあるライブハウス・ニコファーレで「情報で世界は変わるのか」をテーマに対談。「いい質問ですね」のフレーズで有名な池上氏に直接「質問」できる時間が設けられたこともあり、会場には200人以上の観客が詰めかけた。

 以下、全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送]全文書き起こし部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv82788026?po=news&ref=news#0:01:27
・明かされた「いい質問ですね」の秘密 池上彰×津田大介 in ニコファーレ 全文(後編)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw215051

■池上彰氏、ニコファーレに”初降臨”

ナレーション: 池に投げる石が大きければ大きいほど、そして、石の数が多ければ多いほど、波紋は大きさを増していく。2010年、チュジニア・ジャスミン革命勃発。反政府デモの拡大により、23年間続いた政権が崩壊。革命の余波は中東地域に飛び火し、「アラブの春」に発展。2011年、「ウォール街を占拠せよ」。経済不況に苦しむ若者が中心となり、経済界・政界に対し、抗議運動を開始。デモはウォール街を飛び出し、アメリカ全土に拡大。

 暴動・革命・市民運動。社会に投げる石の数が増え、波紋を大きくしたのは、インターネットの普及により台頭してきた、ソーシャルメディア。FacebookやTwitterによる呼びかけが、人々の参加を促した。個人による情報の発信、情報の交換。そして、情報の共有が大きなうねりとなり、社会を動かす大きな力の一つとなっている。

 ならば今宵、あえて問おう、あえて発信しよう。果たして情報で世界は変わるのか?終わりなき紛争、逼迫する世界経済。情報はその打開策足りえるのか。あなたの意見、あなたの情報をここニコファーレに向け、そして世界に向け、発信せよ。

 くだらねえ世の中にはさせねえ。ソーシャルメディアによって、ジャーナリズムの新たな可能性を切り開き、情報というガソリンで、ムーブメントを起す男。メディア・アクティビスト、津田大介。

(津田大介氏登場)

ナレーション: 自分が分からないことは、相手も分からない。とことん分かりやすく。とことん丁寧。『週刊子どもニュース』の父にして、いまや日本のジャーナリズムの神とも呼ばれる存在。今宵、ついにニコファーレに降臨。池上彰。

(池上彰氏登場)

池上彰氏(左)と津田大介氏

津田大介氏(以下、津田): はい、ということで『池上彰×津田大介 in ニコファーレ』。どうもこんにちは、ジャーナリスト、メディア・アクティビストとして活動しています、津田大介です。そして、もう多分みなさんには説明不要かと思うんですけど、ニコファーレ初登場となります。ジャーナリストの池上彰さんです。みなさん、拍手をよろしくお願いします。

池上彰氏(以下、池上): よろしくお願いします。なんですかね。この、出来の悪いオープニングは・・・。

津田: いきなり駄目出しから入りましたけど。どこが駄目でしたかね。

池上: なんでこんなに大袈裟にやるわけ?出来の悪いテレビ番組みたいじゃん。

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