スマホ利用で家庭の通信費は月額平均3300円増!? 約半数が「通信費対策できていない」
複数台のスマートフォンを保有する家庭は35.5%――サーベイリサーチセンターは本格的なスマートフォン時代の到来による通信費の変化を捉えるべく『スマートフォン利用家庭の通信費に関する意識調査』を実施。スマートフォン移行によって増えた通信費が家計を圧迫している現状を明らかにしました。便利なスマートフォンを賢く使うために、現在利用している料金プランを見直してみる、よい材料になりそうです。調査期間は2012年1月30~31日、調査対象はスマートフォンを利用する全国の18歳以上男女524名、インターネット調査。
同調査によると、スマートフォン保有者で家庭内に2台以上のスマートフォンを保有している人は35.5%。昨年よりも台数が増えたと回答した人は半数以上の55.7%に上りました。これにともなって家庭内での通信費は増加。「とても増えた(18.1%)」「少し増えた(49.0%)」を合わせると全体の67.1%が増加傾向にあると回答しています。
通信費が増えた理由としては「スマートフォンの通信料金(85.7%)」「スマートフォンの割賦端末代(37.2%)」と、やはりスマートフォン関連の費用がが原因。一か月あたりの増加金額は平均すると3300円(!)にもなり、80.2%の人が「1500円以上増えた」と回答しています。月々の固定費が3300円増加するなんてお母さんのため息が聞こえてきそうです。
一方、通信費増加には58.3%の人が不満を感じているものの、うち約半数(52.3%)は「通信費を抑える対策ができていない」ことも明らかに。通信費対策に期待するサービスとしては、「家庭でまとめると安くなる契約プラン(65.5%)」「シンプルな料金プラン(57.1%)」「固定通信とスマホをまとめる(38.7%)」などが挙げられました。
スマートフォンは今や、なくてはならない必須アイテム。スマートフォンを使い始めているみなさんも、通信費がどれくらい増加したかいちど見直してみては? 通信費は月々ずっと払い続けるもの。各キャリアの料金プランの割り引きやWi-Fiサービス、固定回線とのセット割り引きなどをチェックして、賢くお得に使いこなしていきましょう。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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