レタスの保存 長持ちさせるのは、キッチンにある“アレ”だった
「レタスを冷蔵庫で保存していたら、すぐしなびてしまった」なんて経験を持つ方は、案外多いのではないでしょうか。レタスを丸ごと買えば、サラダにしても結構な量。でも日持ちがしないから買うのをためらってしまう、と思っていた方に朗報です!実は、キッチンにある“アレ”で、レタスの日持ちが良くなるのです。…それは、小麦粉です! 小麦粉をある部分に使うと、レタスはシワシワにならず、しっかり長持ちしてくれるのです。今回は、レタスを長持ちさせる“小麦粉を使った保存のコツ”をご紹介します。
「レタスに小麦粉」で日持ちが長くなるワケ
レタスに小麦粉を使うと言っても、やみくもにまぶすだけでは効果は期待できません。 どこに小麦粉を使うかと言えば、「芯」の部分です。
小麦粉を使うレタスの保存方法
レタスの芯を少し包丁で切り落とし、その部分に小麦粉をまぶします。
これをポリ袋に入れ、しっかりと結び、芯の部分を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存します。
これだけでレタスの日持ちが良くなるんです!
このからくり、実は、芯につけた小麦粉が、レタスの水分が抜けるのを防いでくれているのです。外側の葉から使っていけば、3 週間程度ももつというからビックリしますよね。
これなら、買ってから多少日にちが空いても、フレッシュなままで何度もレシピに登場させられそうです。
比べて納得!レタス保存8日目の状態
ちなみに、レタスをそのまま野菜室に保存したものと、芯に小麦粉をつけてポリ袋に入れて保存したもので、8日目の状態を比べてみたところ、鮮度には大きな差がつきました。
前者は外側の葉はしなびてしまい、見た目もかなり劣化(写真左)。ハリとツヤが失われてしまって、お世辞にもおいしそうとは言えなくなってしまいました。
しかし、後者は外側の葉も内側の葉もみずみずしい状態を保ったまま、鮮度をキープしたのです!(写真右)
最後に
「小麦粉」は多くのご家庭にある食品。レタスの芯にまぶすだけでしなびにくくなるのなら、使わない手はありません!今後は丸ごとレタスを買っても、使い切るのが容易になりますね。
ちなみに、レタスをスープや炒め物に使う予定であれば、生のままちぎって冷凍保存しておく方法も。シャキシャキ感は減りますが、そのまま使えて簡単便利、見た目の彩りも良くなり一石二鳥ですよ。
【レタス】鮮度を長持ちさせる保存方法のコツは?
サラダに欠かせないレタスの栄養価や、相性のいい食材は?鮮度を長持ちさせる上手な保存のテクニックもご紹介します!
最終更新:2017.12.27
文:齊藤カオリ
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『旬の野菜の栄養事典』吉田企世子監修(エクスナレッジ)/全229種の野菜の糖質量を完全網羅。身近な野菜の栄養がすぐに分かる!15年ぶりの大幅改訂となる「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」対応。
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